四万十の名産品 山塩2010年05月11日

山塩
四万十の「山塩」を紹介します。「四万十流域では岩塩が採れるの?」と思う人もいるやもしれませんが、さにあらず。黒潮洗う土佐の海の水を汲んで、山で製塩したのが山塩です。この商品を作っている森澤さんは、「海と山は川で繋がっています山が荒れると海も荒れ、山が豊かだと海も豊かになります。山で作るお塩に、海と山を繋ぐという想いと豊かな緑に包まれたおいしさを少しでも添えることができたら。」といいます。森澤さんの思いの詰まった、まろやかで、深みのある味の塩です。県内の道の駅等で買えます。240g500円。お土産にいかがですか?

こんな集落2010年05月12日

 今日の夕方、子供の通学路の草刈りをしようとしていたら、家の入り口にある精米所で同じ班のおんちゃんらあが手招きします。なんだろうと思って行ってみると、「もう草刈りは止めて一緒に飲んだや。シャモつぶしたけん。」といいます。もちろん仲間入りしました。一緒にいた長女も混ざってご馳走になりました。
シャモ焼き
 毎度のことながら、シャモ肉は味が濃くて旨いです。長女は一度家に戻って次女を連れてきました。次女も混ざってご馳走になりました。近所の人たちが続々集まって一大お客になりました。ここの集落はこんなことが度々あります。イノシシが捕れたといっては一緒に飲み、シャモをつぶしたといっては一緒に飲み、山菜が採れたといっては一緒にのみ・・・・。まあ、要するに口実さえあればなんでもいいというか、言い訳しながら飲むというか、つまりそういうことです。
 さんざん飲ませてもらって、最後は妻にとお土産の肉ももらって帰りました。帰ったらHさんからウナギが捕れたからと天然うなぎの櫃まぶしが届いていました。こんな集落だから暮らしやすいです。

鰻のハヤ縄つけ2010年05月13日

 今日は夕方からMさんにうなぎのハヤ縄漬けを教わりました。昨日シャモをつつきながらお願いしておいたんです。Mさんはウナギを獲らせたらこの辺りでは右に出るもののいない名人です。昨日も太いウナギを獲っていました。
 「ハヤ縄」とは、一般的にいう延縄のことで、12号くらいの太いハリにハヤンボ(カワムツ)を付け一晩沈める置き仕掛けです。仕掛けはこんな感じ。幹糸からハリを出し、そこにカワムツを付けます。幹糸の先には水糸が括られていて、その先に河原の石を付けます。幹糸に直接付けないのは、おもりの石が引っ掛かっても切れて外れるようにするためです。
ハヤ縄つけ

 10浸けて一匹獲れればいい方の、決して率のいい漁ではありませんが、仕掛けをあげる時のワクワク感があって、人気の高い漁法です。老いも若きも、男も女も浸けます。昨日のシャモ肉の時の話題ももっぱらウナギ。誰がいくつ獲ったの、誰のウナギが一番太かっただの、誰それはどこで獲っただの、とにかくウナギ、ウナギ、ウナギです。それくらいここの人たちはウナギ獲りが好きです。昨日はいくらやっても全然獲れないTさんにYおばちゃんが「私の獲った鰻太かったぜ~。」と自慢を連発し、「うるさい、話題変えたや!!!」を連呼させていました。

 漁をするのはこんな所。
ハヤ縄つけ
ちょっと淵になった所の岩陰を狙って仕掛けを浸けます。
ハヤ縄つけ
明日の朝が楽しみです。獲れるろうか。
 Mさんはうちの妻に、「奥さん、蒲焼きのタレ拵えとかないかんで。」と余計な一言を発して帰って行きました。
・・・・・獲れるろうか。

ハヤ縄漁の結果2010年05月14日

ハヤ縄漁
ダメでした。明日に備えて寝ます。
(これじゃツイッターだな)

鶏糞男、岩牡蠣をもらう2010年05月15日

もらった岩牡蠣
 仕事でキュウリ定植の準備で鶏糞を撒いているところへ平野のTさんがダッコ(ウェットスーツ)を着たまま軽トラで現れました。何処かの工作員のようです。こっちゃ来いと言うので行くと、「お前と行こう思いよったけんど、今日は磯波が高かったけん。」と言って岩牡蠣をくれました。いつもご馳走さんです。
 家に持ち帰りましたが、うちで食べきれる量ではないので、大家のYさんにおすそ分けしようと思ってY家へいったところが、電気がついていません。仕方ないので建具屋のYさんの家へ行っても同じ。なるほど、何処かで今晩もやってるのかと思って、隣のN家へ。でも、みなの車がありません。それならHさん所だと思っていくと、やっぱりここでした。いつものメンバーで大宴会。宴たけなわの中へ飛び込んでいったもんだから帰してくれません。
 「おお、ええ所へ来た。飲んだや。」
 「いえ、まだ飯前ですから。」
 「ここで食うたらええわえ。」
 「ええ、また今度。今日は鶏糞臭いですし・・・。」
 「鶏糞?つまみになるけん、はよ上がって飲んだや。」
埒があきません。でもそこは意志を強く、ここで飲み始めたらいつもと同じだと自分に言い聞かせて帰ってきました。ちょっと残念。
 早速もらった牡蠣を焼きました。一つ二つは生でそのまま食べました。その美味いこと。妻も感嘆の声を上げたほどです。子供たちも大喜び。ほんと、ここは美味いものに事欠きません。

浮津の海で磯遊び2010年05月16日

今日もいい天気でした。農作業をしたいところですが、おにぎりを作って黒潮町浮津の海へ。中潮ながらかなり引いていて、磯遊びに最高でした。
浮津の海

浮津の海

子供たちは大喜び。貝を獲ったり、イソスジエビを獲ったり、カニを捕ったり、
イソ遊び
ナマコをつかんで「なんか出てきた~」と喜んでみたり、
磯遊び
アメフラシをつついてやっぱり「なんか赤いの出てきた~」と叫んでみたり。
磯遊び
妻はもちろん子供そっちのけで貝採り。
磯遊び
私は最後に浜辺で投網。鯛の子やワタリガニ、シタビラメが捕れました。
鯛の子
夜は採った貝を茹でて食べました。それにTさんにもらった竹の子、うちで育てたスナップインゲン。ほぼ自給自足です。

四万十地元の味 下田 ドングリ村2010年05月17日

 下田のドングリ村を紹介します。場所は下田に向かう県道の下田マリーナを過ぎて間もなく、左手にあります。基本的にはお好み焼き、たこ焼きの店。先日紹介した和光と同じようなタイプの店です。残念ながらまだお好み焼きもたこ焼きも、それから焼きそばも食べたことがありません。メニューはこんな感じ。他にもあります。
下田 ドングリ村
 唯一食べたことがあるのはラーメンです。ここのラーメンは、多分焼きそばと同じ麺を使っているのでしょう、平麺で、ちょっと食感は沖縄のソーキそばのような感じ。スープは、チャルメラな感じ。
下田 ドングリ村
 ラー麺一杯450円。お好み焼きは600円から。営業時間11:00~16:30 火曜定休です。

四万十の本 『 四万十川 第1部 あつよしの夏 』2010年05月18日

あつよしの夏
 四万十の本を紹介します。笹山久三の『四万十川 第1部 あつよしの夏』(1991年1月 河出書房新社)です。樋口可南子主演で映画化されたので、ご存じの方もいるでしょう。貧しさの中で人として大切なものを身につけていく主人公篤義君の成長物語としての面白さは勿論、昭和三十年代から四十年代の四万十川流域の生活を知るにはもってこいの一冊。シリーズもので全六冊あります。

川の生き物も動き出しました2010年05月19日

暖かくなって川の水も温みはじめ、いろいろな生き物が動き出しました。
川
エビ筒が浸かっています。
エビ筒
そろそろ手長エビの唐揚げで一杯やりたくなってきました。うちのエビ筒も仕掛けねば。子供たちは毎日エビエビ言っています。
鯉
 エビ筒の横には太い鯉が・・・。うちの母親は以前この川に鯉がウヨウヨ泳いでいるのを見て「何でみんな獲って食べないの?」を連発していました。ここの辺りの人はあまり鯉は食べません。もっとも昔の中村では鯉がないと正月が始まらなかったと聞きます。寒い時期の鯉はなかなか美味いモンですけれどもね。もう10年以上昔のことになりますが、三里の漁師さんに正月に鯉突きに連れて行ってもらって、3人で70センチクラスの鯉3本食べたことがありました。刺身と、大根と一緒に醤油で炊いてもらって。美味かったけど、しばらく鯉は要らないと思いました。

多分なんかいる2010年05月20日

旧中筋川
 写真は中筋川に旧河川です。ここは仕事で作っている田圃に水を入れるポンプの裏側に当たりますが、ポンプのスイッチを入れに行くたび、ガサゴソと茂みの中を動く音や、水に飛び込む音が聞こえたりします。そのほとんどはここに住む亀ですが、どうもそれだけではない気がします。だってみて下さいこの雰囲気。なんかいそうでしょ。たぶんなんか普通じゃないものがいる気がします。河童とか。カワウソとか。