名鹿の海で磯遊び → バーベキュー2010年05月01日

名鹿の海
友人のIが一年ぶりに遊びに来てくれました。名鹿の海でひとしきり磯遊び、昨年は怖がって海に晴れなかったIの長男Yも率先して海に入りました。成長していて良かった良かった。貝やハゼ、磯スジエビ、ヒラメの子などが獲れました。その後はうちの庭でバーベキューをしました。炭に火をつける準備をしているところへ大家のYさん夫妻が登場。タマネギと卵を一緒に炊いたものやイノシシ肉の煮込み、川エビを甘辛く炊いたものとビールを差し入れしてくれました。炭に火をつけた後はY夫人が焼き係を引き受けてくれ、やれ食えめた飲めの大宴会。友人Iは、Yさんから返杯の講義を受け、合格をもらいました。「来年もまた帰っておいで~。なんか作っとく。」YさんはIと約束していました。その前に夏に来られたらいいのに。

Nさんのお葬式2010年05月02日

 今日は朝からNさんのお葬式の手伝いに行きました。十数年前まで土葬だったこの集落では、昔ながらの仕来りが残っていて、班の人が中心になってその準備をします。移住者である私などは、こういう場合はっきり言って戦力外ですが、足手まといにならないよう混ぜてもらって手伝いをします。女性陣は中のこと(精進落としの料理作りやお給仕)、男性陣は葬儀に使う道具類を作ったり、棺を担いだりします。この村の伝統的な葬儀の道具はほとんどを竹で作ります。うれ(さき)の方に葉を残した竹になくなった人の名前を書いたものや五色の布をつけたもの、四九膳の竹の箸等をみなで作ります。作業をしながら、昔の話などをおんちゃんたちがポツリポツリと教えてくれます。今は家の傍に墓がある家が多いが、かつては山の上のほうに墓があって、棺を担いでいくのが大変だったこと、その墓穴掘りがまた大変で嫌だったこと等々、一杯やりながらの作業なので話は尽きません。話は当然故人のエピソードにも行きます。亡くなったNさんはまた豪快酒飲みでしたから、次から次へといろんな話が出てきます。そのどれもがいかにもNさんらしく、その多くが笑い話なんですが、その中にみなさんのNさんへの思いが込められていて、つくづく惜しい人を亡くしたと思います。
 葬儀を終えての精進落としでは、やっぱり酒酒酒・・・・。特にこういう場合、「飲むのが供養じゃけん。」とか、「俺の葬式にゃ~飲んじょくれょ~言うちょったけん。」とか、「飲まにゃ~いかん」とか、とにかくみな飲みます。飲まされます。土佐は慶び事で飲み、祭りでのみ、悲しいことがあったら飲み、そしてなんにもなくても飲む。そんな土地柄です。

中村ってこんな街2010年05月03日

明日から仕事の I は帰って行きました。さっき家に着いたと電話がありました。
その I の妹が、新製品が出たと土産に買ってきてくれたビールがこれです。
新製品
KIRIN THE GOLD [隠し苦み] 中村市内のとある酒屋で買ったそうです。
でも、これって・・・・・・。

何となく記憶している人もいると思いますが、随分前に売り出されてすぐに消えた銘柄のような・・・・・。

念のため製造年月を調べてみると・・・・
賞味期限
2007年4月上旬・・・・・。
賞味期限2007年12月・・・・・。
買おうと思っても手に入らない品でした。中村ってこんな街です。乾杯!!!

モトスポーツ石井のみなさんと一日四万十巡り2010年05月04日

 川崎に住んでいた時から付き合いのあるバイク屋「モトスポーツ石井」一家が遙々遊びに来てくれました。石井さんは川崎市高津区下作延にあるバイク屋さんで、バイク屋なのになぜか店の半分はルアー関係のグッズが並ぶ趣味のような店をやっている人です。詳しくはモトスポーツ石井のHP(http://home.catv.ne.jp/pp/msishii/index.html)をご覧下さい。  
 昨日は黒潮町井田の民宿に泊まっていましたが、まだ四万十川を拝んでいないというので、上川口から蜷川→三又経由、四万十町(旧大正町)打井川へと抜ける山道を通って大正へ。まずは中流域の四万十川を見てもらいました。そこから上岡沈下橋→轟崎→石の風車→食堂三谷でラーメン→ で、無手無冠(むてむか)の蔵元へ。 今や栗焼酎ダバダ火振りが全国区になりました。芋焼酎ダバダロゼも絶好調。ここの日本酒も美味いです。
無手無冠HP http://www.mutemuka.com/
無手無冠
ここで面白いものが売られていました。
鮎のぼり
鯉のぼりならぬ鮎のぼりです。一匹4500円。家にも欲しかった。ネットでも買えるらしいです。といいながらURLを失念しました。地酒屋に問い合わせれば分かると思います。
地酒屋HP http://www.tosajizakeya.com/office/index.php?group=grp01。
男の子の生まれたご家庭のみなさん、一匹いかがですか?

蔵本直売店の向かいは無手無冠の奥さんがやっている地酒屋。ここにも面白いものがあります。おばちゃんも面白い。ここのおばちゃん、川を心底愛しています。本当の清流四万十を蘇らせようと頑張っています。
地酒屋
大正へお立ち寄りの際はぜひどうぞ。

無手無冠を出てからは三島→道の駅十和へ。すごい人でした。新製品の四万十ロイヤルミルクティーを飲んでみました。250円。倍の値段するので当たり前と言えば当たり前かもしれませんが、一般的に売られているロイヤルミルクティーとはちょっとレベルが違います。薫り高くて美味かった。しばし買い物をして、ちょこちょこ寄り道をしながら岩間沈下橋→口屋内沈下橋を通って黒尊川へ。海老を取って遊びました。
黒尊川
途中、石井さんの愛犬チョコ(ミニチュアダックス・♀)が川へダイブ&スイム。流れを横切って向こう岸までいったはいいものの、足が着きません。仕方なく泳いで戻ってきたのですが、途中で少し水を飲み力尽きそうに・・・。何とか戻っては来ましたが、こんなんになりました。
チョコずぶ濡れ
可哀想に・・・。

中村に戻って、最後のシメはやっぱり酒菜日代峰で一杯です。同じく石井さんつながりのFさん(6年前に四万十へ移住していたらしい。知らなかった。)とも再会し、楽しい夜を過ごしました。石井さん、また来て下さいね。Fさん、またちょくちょくやりましょうね。

It's been a hard days night.2010年05月05日

十川 鯉のぼりの渡し
忙しい一日でした。
①朝8時からYさん、Tさん、Tさんと稲の籾播き。
②その後Yさんとお昼。
③その後川のヨセ刈り。
④その後レタスミックスの種まきとコシアブラの定植。トンネル張り。
⑤で、Yさんの家で焼き肉で打ち上げ。
写真を撮っている時間もありませんでした。でも、充実した一日でした。
おしまい。

四万十の名産品 かおり米2010年05月06日

かおり米
四万十には香るお米があります。たしか昭和30年代に、旧十和村の上山岩雄さんの田圃でできた米で、十和錦と言います。これを他の米に混ぜて炊くと、いい香りのするご飯ができます。白飯だけで食べられます。美味いです。写真は道の駅などで買える四万十ドラマのかおり米。一袋200円だったと思います。四万十においでの際にはお土産に是非どうぞ。

四万十地元の味 三谷のラーメン2010年05月07日

以前から何度か書いていますが、私が一番好きなラーメンは、四万十町大正(旧大正町)の食堂、「三谷」のラーメンです。旧大正町の中心街にありますので、すぐ分かると思います。ここがガイドブックにはまず載らない名店。
三谷のラーメン
ラーメンの味は、醤油味とも塩味とも分類できない味。東京のラーメン二郎やホープ軒が醤油、味噌、塩といった分類が通用せず、二郎味、ホープ軒味と言われるのと同じように、三谷味としか言いようがありません。だしは鳥と海鮮を合わせたものだと思います。少し甘めのスープで、最後まで飲み干せます。麺は細めのストレート。
三谷のラーメン
だいたいおでんとご飯と一緒に食べます。ラーメン一杯500円(写真のラーメンは大盛り)。
 三谷について特筆すべきは、隣りが鮮魚店(食堂のおんちゃんがやっている)で、刺身定食やたたき定食も美味いと言うこと。まぁ、ここは基本何を食べても美味いですけれども。

祝!大正温泉復活!!2010年05月08日

祝!大正温泉再開
今日の高知新聞より。
四万十町(旧大正町)江師の大正温泉がこのたび営業を再開したそうです。やたて旅館を経営していた奥さんが亡き旦那さんの後を引き継いだそうです。大正温泉は炭酸水素を含んだ弱アルカリ性で、入ると肌がツルツルする所謂美人の湯です。私にとってはやたて旅館とともに前の職場の同僚を高知に案内した際の思い出の場所でもあります。みんなでおばちゃんと歌って踊って、夢か現実か区別のつかないような楽しい夜でした。おばちゃんは「赤字覚悟ですが、アイデアを出して集客を増やします。」と記事で言っていますが、ほんまおもろいおばちゃんなのできっと楽しい企画を出すことと思います。四万十ファンのみなさん、大正温泉の応援、是非よろしくお願いします。
 
入浴料 大人700円 小学生以下500円
宿泊 1泊2食付き 8500円(税抜き)
問い合わせ 大正温泉 (0880-27-1330)

四万十の知恵2010年05月09日

野バラ(本文とは関係ありません)
あるおばちゃんから聞いた四万十の民間療法をいくつか。

熱が出た時
・田圃にいる赤いミミズ(多分ユスリカの幼虫と思われます。フナ釣りなんかで使う「アカムシ」ってやつ。)を煎じて飲んだら一発で下がった。
・これは実際うちの子が高熱を出した時教わって飲ませたものですがこちらで「カンワラビ」と呼ばれる草(正式名称はなんていうのか分かりません。調べておきます。)を煎じて飲ませて、それこそ一発で下がりました。

咳止め
・古い柳の木の中にいる虫を煎って粉にして飲んだらどんな咳でもピタリと止まった。この虫の煎ったものは香ばしくておいしかった。クサギナ(クサギ)の虫でもいいが、柳の虫の方が良く効いた。

試してみます?

淡竹の竹の子もろた2010年05月10日

淡竹の竹の子
大家のYさんが淡竹の竹の子を持って来てくれました。うちの前の山で採れたものです。思い返せば今年は孟宗の竹の子を採りに行く暇もありませんでした。惜しいことをしたと思います。その分、この竹の子を採りに行こうと思いました。