ウチの居候2013年11月10日

我が家の居候をご紹介します。

↓こいつです。

↓こいつ。

↓こいつ。

何かお分かりになりましたか。
アナグマです。
どうもウチの横の倉庫に寝泊まりしてるらしい。

アナグマの肉って、聞くところによるとうまいんだそうな。
聞くところによると、ですが。

森の散歩道2013年10月28日

今日はムラの皆さんと山に散歩道を造りました。造るといっても、かつて使われていた道が荒れてしまったのを整備してもう一度子供やお年寄りが散歩に使える道にしようという企画です。

鍬や鋤簾で荒れた路面を直したり


道に光が入るように木を切ったり

休憩所用に間伐材で作ったベンチを据えたり

朝8時から午前中いっぱい、約20人の人が協力して、完成しました。

ムラに新しい道が増えました。

木馬道探検隊2012年12月18日

行ってきました。木馬道。
木馬道とはかつて「木馬」と呼ぶ橇に炭(すみません、木材と以前書きましたが、炭でした。訂正します。)を乗せて引っ張り出した炭の輸送路です。可能ならばこれを日帰りウォーキングのコースにしちゃおうとみんなで目論んでいます。

今日集まったのは7名(+レトリバー1匹)。これで遭難したら七人ミサキ(プラスワン)だねって言いながら歩きました。

案内役は猟師のOさん
「この山で迷ったら笑われるぞ。降りたらどうやったって里。」

道自体は古いんですが、まだかなり残っています。

ここは一昨年、あたりの木を皆伐したところ。
山の中の別天地、我がムラが一望できます。

さて、こんな道をさらに進んで



イノシシのぬた場を見たり、

エビフライを見たりしました。
↑このエビフライですが、リスやネズミが松ぼっくりを食べた残りです。
それから、先導のOさんの仕掛けている罠をいくつか見学させてもらいました。

そんなこんなで、ご機嫌で歩いているうちにだんだん道が崩れやすく歩きにくくなってきて、

そうこうするうちに時雨れそうな空模様になって

道もこんなんになりました。
え?どこが道かって?

よ~く見てください。真ん中に道がありますよ。
で、ここからしばらくは藪の中を道なき道(先導役のOさんには見えている)をあるきました。歩くことばかりに気を取られ、一番ひどいところに写真は残念ながらありません。ここはもう一度一人で行けと言われても分かるかどうか自信がありません。

で、急にこんな林道に出ました。2年ほど前にできた新しい林道です。ここまで素人が見たら分からない道を案内してくれたOさんが、ここへ出たとたん「この道、知らんがやけん・・・・」
そんなモンなんですね。
こんな林道ができると、古い道は分かりにくくなってしまいます。それでも何とか前の道を探し出して、それを通って下の集落へ。約10キロ、所要時間5時間の探検でした。
後半部はすぐにウォーキングコースにするのは難しいと思いますが、前半2時間の部分は、ちょっと手を入れればすぐにでもコースができます。
またまた面白くなってきましたよ。

四万十初雪2012年12月10日



我がムラでは、今年初めて雪が積もりました。
南国土佐とは思えないほど寒いです。
先日の柚子絞りで出た柚子の種を袋に入れて風呂に入れました。そのお肌ズべスべ効果に家族一同感心。温まり方も違ったように思います。柚子種万歳!

柚子を搾る2012年12月09日

今日も一日冷たい雨に降り込められた一日でした。仕方ないので家の中で子供たちと柚子を搾りました。ちょっと傷んでて絞れなかった柚子は風呂に入れてゆず湯に。家中が柚子の香りに包まれてます。

四万十、しぐれる2012年12月04日


四万十は強い風の一日でした。時折時雨れる荒天。
夜来の雨で畑にも入れないし、トラクター洗って、柚子の残りをちょっと取って農作業は終了。
こんな日でも長女と次女はスイミングに元気に行きます。
帰りは7時前なので真っ暗ですが、風のおかげで空気が澄んで、星空のきれいなことといったらありませんでした。満天の星を見慣れてる子供たちさえ「きれい~」と感嘆の声を上げたほど。

カンタロウの群れ2012年11月29日

溝をさらっていて、溜まった落ち葉の中から大量のかんたろうミミズが出てきました。いちいち数えませんでしたが、40匹近くはいたと思います。場所はしまんとがわも河口に近い深木地区。
このミミズ、標準和名はシーボルトミミズ。未だに生態が不明な部分が多いミミズです。寿命が2年で、2年ごとに全個体が一斉に卵から孵化し、一斉に死亡するという全く世代の重ならない生活を送っていることは分かっているらしいです。確かに今日出てきた個体はすべてが子供、未成熟な個体でした(ちなみに成熟個体、未成熟個体の判別はいわゆる「はちまき」があるかないかで簡単にできます。あるのが大人、ないのが子供です)。ところが、足摺岬や大月町で行われた調査では成熟個体が決まって偶数年(西暦)に発見されているそうで、お隣の町とこの町の発生年がずれているのもまた不思議。

つまよぶこえ2012年10月03日

ここのところ毎日、夕方から朝にかけてピィーピィーと鳴く声が聞こえます。鹿です。今年は今まで聞こえなかった方角から声がします。うちの前の山の方。嫌な予感・・・。

 奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の 
                   こゑ聞くときぞ 秋はかなしき 

古今集にある詠み人知らずの歌ですが、鹿に作物を荒らされる農民の気持ちを詠ってるのかもとすら思います。


鹿は昔々から農作物に悪さするものでした。
『豊後風土記』にこんな話があります。

頸峰
この峰の下に田圃があった。もとは宅田といった。
この田の苗を鹿が来て食べてしまった。
田圃のおやじが柵を作ったら、鹿がまた来て柵の間から首を突っ込んでまた苗を食う。そこを捕まえて首を切ろうとしたら鹿がこんなことをいった。
「許してください。孫子の代に至るまで、決して決して苗は食べません。約束します。」
不思議に思い、またちょっと怖くもなって、放してやった。
この時からこの田圃の苗は鹿に食べられることがなくなり、この田を「頸田」と呼ぶようになった。
そこで、峰の名前も頸峰というようになった。

頸峰の地名由来譚(なぜその名が付いたかを説明する話)で、鹿が柵に頸を突っ込んだからか、あるいは頸を切るのを許されたからその名が付いたか、どちらかは判然とはしませんが、ともかくやっぱり鹿は昔から農作物を食べていたことが分かります。

 奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の ・・・・

やっぱり「またやられる」っていう農民の気持ちを代弁したんじゃないかなぁ。

ちがうだろうね。


クチメの子2012年10月02日


今度は生け捕りに成功しました(前回失敗したわけではありません。捕ったけど死んでしまっただけです)。多分クチメの子。前兆凡そ二十五㎝。ちょっと大人と模様が違うので断言できませんが、色、雰囲気がクチメです。家の横にある倉庫、普段洗濯物を干しているところの下にいました。逃げられぬよう、噛まれぬよう、にらみ合いを続けながら棒を取って(すぐそばになかった)、首根っこを押さえては逃げられそうになり、抑えてはすり抜けられを繰り返し、最後に体の何箇所かを軽く叩いて動けなくし(峰打ちってやつですか?)、ペットボトルに入れました。

何でペットボトルかって?
それはマムシ酒(実際のところこの蛇がマムシかどうかまだ分かりませんし、仮にそうだとして子蛇でマムシ酒ができるのかどうかも知りませんが)にするためです。この後、水を入れてお腹の中のものを出させること一ヶ月、さらにその後、三十五度の焼酎に漬け込みます。ちゃんとできればいろんなことに効くらしい。少なくとも私の知る限りでは捻挫や打ち身等の炎症による腫れにはもの凄い効きます。高校三年の最後の県大会二週間前、クラスマッチで右足くるぶしを剥離骨折しましたが、最後の頼みの綱とマムシ酒を塗ったところ、三倍に膨れあがっていた足が翌日には平常通りの大きさになって靴が履けるようになりました。おかげで大会にも出ることができました。ただ、あまりの臭いのきつさに周囲の友人は閉口してましたけれども・・・・。
マムシ酒、たしかにくさいはくさい。いや、くささは折り紙付きです。でも、あのくさいのを飲む人がいるというんですから驚きです。とにかくいろんなことに効くらしい・・・。

あ、このマムシ酒、私が要るわけじゃありません。Sさんが欲しいというので(あれ?欲しいって言ったっけ?)ペットボトルごとあげました。そしたらメンドリ(多分ウミヒゴイ)の唐揚げが返ってきました。えびたいえびたい。

つるとり2012年09月28日

妻が蔓で籠を編みたいというので前の山に入りました。


蔓はすぐに採れましたが、せっかくなのでそのまま山を少し登ってみることにしました。

樹冠が形成されている人工林はご覧の通りまだ道もあるんですが、

だんだんとこんな道になって、

こんなになって、

こうなりました。じつはこのウラジロの下に道があるんですが、とても刈り開けられない。今度草刈り機を持って上がろうと思います。