四万十の本 『 四万十川 第1部 あつよしの夏 』2010年05月18日

あつよしの夏
 四万十の本を紹介します。笹山久三の『四万十川 第1部 あつよしの夏』(1991年1月 河出書房新社)です。樋口可南子主演で映画化されたので、ご存じの方もいるでしょう。貧しさの中で人として大切なものを身につけていく主人公篤義君の成長物語としての面白さは勿論、昭和三十年代から四十年代の四万十川流域の生活を知るにはもってこいの一冊。シリーズもので全六冊あります。