赤木歳通さんの菜の花農法の講習会に行ってきました2009年09月24日

稲刈り
 今日は菜の花兄ちゃんこと岡山県の赤木歳通さんがご自身の開発した水稲の菜の花農法について講義してくれました。前評判通りの熱いおんちゃんでした。菜の花農法について詳しくは赤木さんのブログ(「田圃に遊ぶ」 → http://brassica.exblog.jp/ )を見てもらいたいと思いますが、簡単に言うと田植え前に菜の花やポピーを田圃で育て、それを緑肥として鋤き込むことによって発生する有機酸を利用することと、深水で栽培することで雑草を抑制する稲作りです。もちろん細かくは苗の仕立て方や植え方(疎植)等々、いろいろな技術が必要ですが、この農法の要はこの二点です。これで慣行農法では信じられないくらいの抑草効果が得られるので除草剤不要・除草作業ももちろん不要、病気も出にくいので農薬も不要、おまけに収量も一反あたり十俵を確保するなど、この技術が身につけば農業でも食っていける夢の農法です。具体的な技術についてはこれから何回かにわたり講義があるので、今回は赤木さんの農業憲法をご紹介します。

第1条 農産物の生産手段は人に対してはもちろんのこと、大地・
     河川・大気等の地球環境にも配慮しなければならない。
第2条 人類は食糧によってのみ生命の維持が可能であることに深く
     鑑み、農産物は安全を第一とする。
第3条 農業生産の場に生息する全ての生き物は、等しく生きる
     権利を有することを何人たりとも忘れてはならない。

やっぱり熱いおんちゃんです。