夜中の悲鳴 移住生活の課題3?2009年06月19日

河原のトンボ
 昨晩、みなが寝静まった深更に、妻の悲鳴が響きました。跳び起きると、額に冷たいものが当たったといいます。明かりをつけて辺りを見回しても、何も変わったところはありません。大概こういう場合、子供の足でも乗っかったのだろうとなるのですが、寝相のものすごく悪い子供たちは、みな部屋の隅に散り散りになっています。どうも子供の仕業ではありません。となると・・・?布団から枕からひっくり返して探すと、いました。犯人が。
 あ、見っかっちゃった、という感じでウニャウニャと隠れようとするそれは、体長7~8センチの中型のムカデ。よく出るんですね、こいつが。
 家の中で観察できる虫はこれにとどまりません。一昨日の夜は10センチくらいのゲジゲジが出ましたし、ゴキブリの出没は茶バネ・黒ゴキを問わず日常茶飯事です。アシダカグモという大型の蜘蛛も数匹います。これは、ゴキブリの天敵ということで大事にして共同生活しています。古いうちですので、どうやってもどこかから虫たちが遊びに来てくれて、絶えずうちの中に何かが飛んでいますし、何かが床を歩いています。
 豊かな自然が残っているということは、当然虫の世界においても生物的多様性が守られているということで、別にどうって事はないのですが、中にはどうしてもダメという人も居るでしょう。あの嫌われ者のゴキブリだって、旭川出身の大学の同級生はカブトムシと間違えて飼ってましたし(北海道にはカブトムシがいないので憧れの存在だったそうです。かく言う私の母も、東京の寿司屋で壁を這うゴキブリを見て「あ、カブトムシ飼ってるんですね。」と大将に声をかけようとして妹に止められた)、どうってことない人にとってはどうってことない。しかし、ダメな人にとっては移住の課題になるくらい重い現実でしょう。
 私としては、むしろ悩みは蚊やカツボウ(ブヨ)の多さです。子供たちは気をつけていてもいつもどこか喰われています。特に長男がよく喰われる。昨夜も二箇所刺されてました。もっともこれはその長男が窓を開け放ったり、網戸を破いてしまったりすることに一番の原因があるのですが。
 決して虫が得意なわけではない妻は、初めの頃は「もう我慢できん!」と怒っていましたが、今では少しだけ慣れたようです。でも、特にムカデは嫌らしく、台所で何か足に触れたりすると「ムカデか?」と思って払いのけるのこと。でもそれは大抵ほどけた短パンの紐だったり、下げてあるタオルだったりなんですがね。昨夜もムカデ退治の後、「なんかおでこがチクチクする。」と言うので、薬をつけました。朝よく見ると、やっぱり刺されてはいませんでした。よかったよかった。

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