鮎は釣れないし、竿は折れるし2009年06月21日

カジカガエル
 今日は朝からYさんがやって来て、「鮎釣り行ったや。」というので、出掛けました。Yさんもいっしょに行くかと思いきや、「僕はもう飽きたけん、マージャン。」と言って帰ってしまいました。仕方がないので、一人黙々と釣りましたが、全然釣れません。見えているのに釣れません。集団でいるのに、釣れません。ほとほといやになっていると、あろう事か、Yさんに借りていた鮎竿が途中からポッキリと折れました。弱い竿なので注意して使っていたはずですが、なんの前触れもなく折れました。ドッキリにかけられているようです。仕方がないので鮎はあきらめ、周辺観察に努めました。そもそも、鮎のハミ痕が見あたりません。あんなに群れて中にはひらを打っている鮎もいるのに、全然ないのです。一体どういうことでしょう。ハミ痕探しにも飽きて、石をはぐって川エビを探していると、こんなものがいました。カジカガエルです。清流に住み、ヒヨヒヨヒヨとなくこのカエルは、こんな姿をしています。美声の割に男前とはいえませんね。
 折れた竿を直しに釣具屋に行った後、良心市によって野菜を買いました。良心市とは道沿いにある、新鮮な野菜や果物を販売する無人の小さな店の事で、買う場合はお金を商品の前にある箱に入れて品物を持って行くシステムになっています。最近はそれこそ良心を踏みにじってお金を払わず品物を持って行ってしまう人もいるようで、番をする人がいる良心市も増えてきました。寂しいことです。さて、その良心市での買い物ですが、ちょうど夕方だったので商品を引き上げるおばちゃんと出くわして、「お兄ちゃん、これ全部で二百五十円で買わん?」と言われたそれは、長なす約十本、キュウリ約十本、サヤインゲン約五十本、ニンジン(大)六本でした。抱きかかえてやっと持ち帰れる量です。家に帰ると、Nさんのスクーターがうちから出てくるのに出くわしました。そういえば一昨日Nさんに「キュウリいらん?」と言われたことを思い出しました。しまった、キュウリ食べ切れん、と思ったらさにあらず。Nさんは採った貝を茹でて持ってきてくれたのでした。しまった、今日は大潮だった。ものすごく損をした気分です。潮回りを忘れる私たちは、縄文人としてはまだまだですな。

せっかくなのでもらった貝の写真も2009年06月21日

磯の香り
 せっかくなのでもらった貝の写真もアップします。円錐形の貝がウスイチモンジ(この辺の人はそのまま”サンカク”と呼びます)、もう少し丸い巻き貝がニナ(クボ貝)です。貝を食べると、豊富に含まれるタウリンのせいか、体温が上がる気がします。ニナは楊枝でほじって、サンカクはトンカチで割って食べますが、食べ始めるととまりません。