便利な昔の道具~唐箕~ ― 2010年06月18日

「唐箕(とうみ)」という道具を知っていますか?昔の農家ならどこの家でも持っていたもので、田舎の納屋にあったという人も多いかと思います。風の力を利用して重いものと軽いものを選り分けるこの道具、もう現役引退かというとそんなことはありません。今でも結構活躍するんですよ。稲の種籾選別の時や、麦などの脱穀後(米の場合ほとんど機械なので)に実と殻とを分ける時にも便利です。元々は名前の示すとおり中国から入ってきたもので、江戸時代の元禄年間(1680年くらい)の文献から名前が登場します。形自体は、時代、地域によって変化しているようですが、原理的に300年前と同じ道具が今でも使えるのは大したものだと思います。
(写真の唐箕は大家のYさんが小麦の穀粒選別で使っていたもの)
(写真の唐箕は大家のYさんが小麦の穀粒選別で使っていたもの)
コメント
_ 菜の花兄ちゃん ― 2010年06月20日 21時37分
_ kawatarou ― 2010年06月21日 23時26分
菜の花兄ちゃん、こんばんは。田植えの進捗状況はいかがでしょうか。唐箕、便利な道具ですよね。動力をつけてしまう辺りがさすがですね。何のエンジンを使ったんでしょうか。
_ 菜の花兄ちゃん ― 2010年06月23日 21時54分
本来は取っ手を持って手で回すようになっています。
その軸にミシンに使っていた大きなプーリーを取り付けました。
そのプーリーにベルトを掛けてモーターで回しています。
もっともそれだけではまだ早くまわるので、中間に減速装置が付いています。 今日23日に本田の田植えが終わりました。
その軸にミシンに使っていた大きなプーリーを取り付けました。
そのプーリーにベルトを掛けてモーターで回しています。
もっともそれだけではまだ早くまわるので、中間に減速装置が付いています。 今日23日に本田の田植えが終わりました。
_ kawatarou ― 2010年06月24日 00時48分
菜の花兄ちゃん、こんばんは。シマヘビに噛まれた傷はいかがでしょうか。本田田植え終了、ご同慶の至りです。「減速装置」と言う辺りが菜の花兄ちゃんらしいと思いました。
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我が家のはきっともっと古いと思います。
改造してモーターとベルトで回すようにしました。
この原理は全てのコンバインで芥と籾を分けるのに使われています。
なぜかプロペラの風ではだめなんですね。