四万十川 鮎漁解禁したけれど・・・2010年07月01日

 本日7月1日、鮎漁解禁です。
 去年の今日は、大家のYさんたちと午前5時から一日中鮎を獲って、夜はみんなで大宴会でした。自分自身、今日は漁はできないものの、夜の部は当然あることだろうと期待していました。
 ところが、Yさんからも隣のNさんからもお誘いがありません。
 おかしい・・・。
 変だ・・・。
 何かあったんだろうか・・・・・・。
 この村で7月1日に何もないのは、そう思うほど異例の出来事です。

 やがて事情が判明しました。
 Yさんは出漁したものの、「水が太くて(訳:多くて)あまり獲れんかった。(Yさん談)」そうで、Nさんに至っては「あの水じゃ獲れんけん、明日行こうか。ところでジャガイモ食べる?」といってジャガイモをくれました。ごちそうさまです。でも、頭の中が完全に鮎でドンチャンドンチャンで仕事から帰ってきましたから、ジャガイモでは満たされません(美味かったけれど)。
鮎づくし、食べたいな~。

ウグイスみっけ2010年07月02日

毎度毎度写真が見にくくて申し訳ないんですが、私のデジカメではこれが限界なんです。写真中央、鳥が1羽向こうを向いて写っているのが分かるでしょうか。
ウグイス
これ、ウグイスです。鳴いていたから間違いありません。普通藪の中で鳴くので、姿を見ることはなかなかありません。声は毎日聞こえますけれども。

長女の林間学校 他2010年07月03日

下田から平野・双海の浜
 昨日今日と長女の小学校の林間学校がありました。私が育った所では小5の時に一回、臨海学校があっただけでしたが、ここの小学校は全学年参加、都合6回の林間学校があります。林間学校といっても、この山里の小学校の存在自体が林間学校ですから、何処かへ行くわけではありません。川遊びして、鮎を獲って、河原で焼いて食べて、ご飯をみんなで作って食べて、小学校で肝試しして花火してみんなで泊まってくる、といっただけのものですが、それでも長女は大興奮。今日の昼に帰って来た時は遊び疲れていました。羨ましい小学校生活。
 残された次女、長男と私たち夫婦は、畑でジャガイモの収穫です。植え付けが遅かったのと、借りたばかりで土作りをせずに植えたのとで収量はあまり上がりませんでしたが、家族でしばらく食べるくらいはとれました。
 午後は毎年第一土曜日にある名鹿の蛇王神社のお祭りへ行きましたが、あいにくの天気で進行を巻いたのか、着いた時にははや終わっていました。恒例のくじ引きで自転車か扇風機を当てる気満々だった妻はがっくり。来年を期しましょう。

玉虫色2010年07月04日

 今日の昼間、子供たちと庭で遊んでいて、こんなものを見付けました。
玉虫2
写真中央少し右下にいます。見えますか?

もうちょっと寄った写真。
玉虫3
ヤマトタマムシです。久しぶりに見ました。せっかくなので捕まえて子供たちと観察会(下の写真をクリックすると拡大します)。
玉虫4
きれいな色ですね。古来、玉虫は吉祥の虫とされ、特に女性が白粉の箱に入れたり、「着物が増える」といってタンスの中に入れておいたりしました。鴨長明著ともいわれる(おそらく違いますが)『四季物語』という本の中では、

・・・又なりはうつくしう玉むしなどいひていみじけれど。きりぎりす。はたおり。かうろきにさへをとりて。声たてぬもあれど。此むしはやむごとなきさちあるものにて。宮のざうしきにて何くれの御つぼねにも。御くしげの中。はくふん(白紛)のなかにまろびて。かうは人をさへ野へにふてためるならひなるに。十とせ。はたとせの後までも。御ものの中につつませ給ふ事よ。・・・

と、人でさえ野辺に捨てられる世の中で、死後十年二十年、物に包まれる「やむごとなきさちあるもの」だと書いています。

 玉虫といえば、世界遺産、法隆寺にある玉虫厨子が有名です。山田保治さんによると、これを作るのに要した玉虫の羽は9083枚、4542匹分だそうです。この辺までは日本史で習ったかもしれませんが、法隆寺にもう一つ、玉虫の羽を装飾に用いたものがあるのは案外知られていません。それは金堂にある多聞天の持つ、戟(げき)。玉虫を装飾に用いるのは中国には例がなく、朝鮮半島からの影響らしいです。

  玉虫の 光残して 飛びにけり   虚子 

鬼ばえのジャガイモ2010年07月05日

手前が鬼ばえのジャガイモ
 妻が庭と畑の隅に捨てておいたジャガイモが芽を出し、すっかり大きくなりました。まさか実はできてないだろうと思いながら抜いてみると、先日収穫した畑のジャガイモより立派です。農業をやっていて「自分のやっていることは何なんだ?」と思う瞬間です。そうは言っても、味の方はたいしたことないだろうと思って食べてみました。
・・・・・ うまい。
自分のやっていることは何なんでしょう。木村秋則さんの自然農法の誘惑に負けそうです。

双海ビーチ2010年07月06日

双海の海
 四万十周辺はサーフィンのメッカでもあります。平野や双海、黒潮町の入野、清水の大岐などは有名なサーフスポットで、いつもサーファーがいます。写真は双海ビーチの西側、磯釣りのポイント一本松方面を向いて撮ったものです。先日この浜に亀が産卵に来たと新聞に載っていました。昔からよく上がってきたそうで、昔は卵を食べたとも聞きました。海亀の卵は「南の島のフローネ」(確かこんなタイトルでした)で見て以来憧れの食べ物でしたが、食べた本人に聞くと「生臭くて不味い。」んだそうです。「スッポンを考えたら分かるろう。」とも言われました。なんか納得です。

自家製ジンジャーシロップ2010年07月07日

ジンジャーシロップとジンジャーティー
 四万十川の河口付近、鍋島周辺では、今現在新生姜の収穫真っ最中です。ハウスを借りているTさんのハウスも朝早くから生姜収穫とその後の出荷調整作業に大忙しです。たびたびその生姜をいただくので、妻がジンジャーシロップを作りました。レシピはネットで公開されている一般的なもので、同量の新生姜(スライス)、ザラメ、水を火にかけ、沸騰直前で中火にして約40分。香りが逃げないように優しくことこと煮出して、最後に好みのスパイス(鷹の爪、シナモンなど)を入れ、漉して完成という簡単なものです。これを冷やして追いてソーダで割ればジンジャーエールのできあがり。市販のものより薫り高くて美味いですよ。紅茶に入れてジンジャーティーもいけます。

捩花(ねじばな)2010年07月08日

捩花
 どこにでも生えていますが、捩花(ねじばな)という草があります。名前そのまま、花穂がねじれて付いています。自然の造形の妙です。この花にとまった蝶を観察すると、蜜を吸いながら螺旋状に昇っていきます。

捩花の まことねじれて ゐたるかな
              草間時彦

小学生の夏休みの生活2010年07月09日

バジル
 今晩、地域の小学校・中学校・保育所の会があって、行ってきました。
そこで小学校児童会から発表された夏休み中の決まりをいくつか。

・起きる時刻 ・・・ 7時まで
・寝る時刻  
  ・・・ 低学年  9時まで
      中学年  9時30分まで
      高学年  10時まで
・勉強時間  
  ・・・ 低学年  30分以上
      中学年  1時間以上
      高学年  1時間30分以上
・テレビ(ゲーム)  1日2時間まで
・お小遣い      1日120円まで
・お手伝い      1日3回以上
・気をつけること
    子供どうしで川に行かない。
    危ない所に行かない。
    子供どうしで火遊びをしない。
    知らない人に付いていかない。
    道路に飛び出したりノーヘルをしない。
    遊びに行く時は、家の人に言ってから、6時には帰る。

川遊び下見2010年07月10日

 今年、次女と長男の通う保育所の保護者会長をしています。せっかくなので、休日に保護者の親睦を兼ねて、親子で遊んで昼ご飯を食べよう、ということに なって、今日のお迎えの時間に集まって話し合いをしました。小さな保育所ながら、今日の事前ミーティングの出席率100パーセント。親子レク当日の出席率 も100パーセント。まるで運動会。すごい結束力です。話し合いも次々と意見が出て、家を会場として提供してくれる人、食材の提供を申し出てくれる家、買 い出しをしてくれる人・・・等々、あっという間に話がまとまりました。こういう建設的な会を国会議員に見習わせたい。こういった会はなかなか意見も出ず、 提案がそのまま決まるものと思っていた妻は、皆さんの積極的な姿勢にびっくり。でも、これが土佐の人の特徴です。遊びとなった時の底力がすごい。

  一通り話が終わった後で、誰いうともなく
       「で、アルコールどうする?」
もちろん一も二もなく「 あり 」でまとまりました。一様に顔のほころぶ面々。
・・・ これも土佐の人の特徴です。

 で、午後からは親子レクで計画している川遊びの予定地に下見に行きました。
川遊び

下見の予定がやはり川遊びに。
川遊び
子供たちはずぶ濡れでご機嫌。