「 ナバ 」出てますよ2010年04月10日

 このところの雨のお蔭で、昨年仕込んだホダ木に「 ナバ 」が沢山出ています。「 ナバ 」とは方言で椎茸のことですが、文献的に遡ると鎌倉時代には見える言葉です。「 茸を鎮西などには、なばといへり。 」と鎌倉時代の語源辞典『名語記(みょうごき)』にありますから、この頃鎮西、つまり九州地方で椎茸のことをこう呼んでいたことが分かります。現に今でも西日本で広く茸を指す方言として聞くことができます。なぜ「 ナバ 」か、ですが、あまり感心できる説は見あたりません。多分切り株から芽の出る「ひこばえ」のことを「なばえ」と言うのと関係があるのでしょう。
 採りたてのナバは何と言っても醤油の付け焼きが一番。天ぷらも捨てがたいですけどね。それから、少し甘く煮付けて田舎寿司のネタに。どうやっても美味いです。

ひぇ~ 439が・・・2010年04月11日

 四万十市住次郎?大用?地籍の国道439号線(中村から大正方面に進んで、大用トンネルを出てすぐの所)で崖崩れがあって、通行止めになっています。えらいことです。
土砂崩れ
もともと地盤が弱いこの地域はちょくちょくこういうことがあるそうですが、この規模は珍しいとのこと。金曜日の雨は凄まじかったですからね。写真をよく見ると、右上の方、かなり上から崩れてい るのが分かります。拡大するとこんなんです。
土砂崩れ
現在全面通行止め。雨が続いていて二次災害の恐れがあり、復旧の目処は立っていないそうです。この奥に住む人たちは中村に出たくても、大正方面から廻るか、三又から黒潮町上川口へ迂回するしかありません。大変なことです。

葉物できました2010年04月12日

育った小松菜
 3月17日に山下一穂さんの指導の下播種した葉物ができはじめました。ここの畑は昨年9月まで耕作放棄地になっていて、ちょっとした木が何本も生えていました。そこにハンマーナイフやユンボを入れて、トラクターで耕して、シメジの廃菌床を入れ土作りし、何とかここまでこぎ着けました。小松菜(夏楽天)はもう今日明日にでも出荷できる大きさです。早ければ二十日でできるという触れ込みのミニ青梗菜(シャオパオ)の方が思ったより成長が遅く、まだ葉が青梗菜特有の巻き方になってきません。赤軸菠薐草(サラダあかり)が一番遅いですね。少し間引きしながら味見しましたが、良くいえば軟らかくて癖がない。小松菜が生で食べられます。悪くいえば味が薄い。旬を外したハウスものですから仕方ないですけどね。ほとんど虫にも喰われもなく、きれいにできました。ただ、ここのところ寒い日があったので、トウ立ちが心配です。

しもだ屋にいってきました2010年04月13日

しもだ屋
 先日オープンしたしもだ屋に行ってきました。場所は中村から下田方面へ県道をまっすぐ行って、回転寿司の奴のはす向かいです。野菜・果物・地の魚が並べられていました。カツオ一本1500円、イカが一山200円、メバル一匹200円でした。まだ始まったばかりで品揃えも十分とは言えませんが、これからだと思います。若いスタッフが元気よく働いていました。

竹の秋2010年04月14日

竹の秋
四万十は現在孟宗竹の筍が出回っています。昨日ももらって食べました。その一方で、竹の葉が黄色くなっています。これを歳時記では「竹の秋」といい、春の季語です。「竹秋」で陰暦三月を指します。

雨そそぐ 一幹竹の 秋となり     田山耕村

裏木戸の 日の明るさや 竹の秋   倉田素商

サゴシもろた2010年04月15日

サゴシの刺身(最後の残り)
 今日は仕事でお世話になっているMさんに「昼飯に食べたや。」とサゴシをもらいました。刺身に造ってくれた上に、皿、醤油、ワサビ、割り箸をセットで持って来てくれました。昨日の5時頃漁に出て釣ってきたものだそうです。「釣りたては身が締まりすぎてうもうない(美味くない)。釣ってからそうやねぇ、15時間くらいが一番美味いがやないろうか。」とMさんは教えてくれました。サゴシとはこの辺りで鰆(サワラ)の成魚一歩手前のものをいいます。魚偏に「春」と書くように、春が旬の魚。ほんとうは寒鰆が一番美味いという人もいますが、この時期も美味いです。足が速く身が柔らかいので普通は西京漬けなどにして食べますが、新鮮ならやっぱり刺身が絶品。ニンニクを薬味にして食べます。初めて食べる人は誰もがその旨さにびっくりします。上品な脂ののったその味に、白飯が胃袋に飛んで消えます。

   時期ものの 鰆いかがと 板がいふ      稲垣のぶを

いい季節になりました。

ナベ鶴みっけた2010年04月16日

昨日の高知新聞に四万十市周辺にナベ鶴がいたという記事が載っていました。四月に姿を見せるのは珍しいとのことで、はぐれた幼鳥ではないかと見られています。今日それらしき鳥を見ました。
ナベ鶴?
見えにくいと思いますが、画面中央にぽつんと立っているのがそれです。もうちょっと拡大したのが下の写真。飛び立とうとしているところです。
ナベ鶴?2
もう一枚だけ撮れたのが次。画像クリックで拡大します。
ナベ鶴?3
先日飛んでいくのを見たのと同じ鳥でしょうか。

稲の苗が変だ2010年04月16日

今日辺りに田植えを終えていていいはずですが、ここのところの寒さと雨で苗の成長が今一つです。それどころか、今日見回りに行くと苗がなんか変です。
苗が変
苗が変2
写真では分かりにくいんですが、色むらが見えます。もっと寄ると、
稲が変3
葉っぱの先が焼けたように茶色くなっています。特に育ちがいいところほどその茶色い葉が多いように感じます。有孔ポリを掛けていた時なら加湿で焼けたのかと思いますが、もうとっくに外しています。それにこの寒さですから焼けたとは思えません。この苗床の近所に住んでいるわけではないので分かりませんが、霜が降りた様子もなさそうです。となると、苗立ち枯れ病?でも、私はまだ実物を見たことがありません。もう少し寄ったものをもう一枚。
稲が変4
苗半作といわれる稲作で大きな痛手だと思いますが、とにかく今できる対策を取りたいと思います。

送迎狂想曲2010年04月17日

ビッタレ長男、ご機嫌で登園中
 夏で3歳の長男が保育所に通い始めて2週間が経ちました。ビッタレ(幡多弁 訳:弱虫・泣き虫)の長男は毎朝、「保育園行かなぁ~い」とごね続け、妻に無理矢理車に押し込まれ、車からは脇に抱えられて保育所に置かれ、その後はお決まりの涙の別れを演じてきたそうです。長女も次女もこれはなかったのでどう対処していいか分かりません。もっとも妻の姿が見えなくなるや涙は何処へやら、ケロッケロして遊び始めるというくらいのもんです。そんなんですから、「おうちへかえる。」と先生を困らせることもなく、逆にトレーニングパンツを替えてくれた園長先生に「ありがとね。」と言って先生を涙ぐませてみたりと、なかなかの活躍を見せてくれました。でも「保育園行かな~い」は保育所から帰ってきた時点から翌朝まで延々続いたのでした。周りのお母さんからは「その方がいいんよ。最初ご機嫌で途中から『行かない』ってなるとそりゃあ大変なんだから。」と言われ、そんなもんかなと思いつつも憂鬱な朝を妻は迎え続けたわけです。
 ところが今週、妻がちょっとした仕事を頼まれて、私が長男と次女を保育所へ送っていくことになりました。仕方がないので「行くゾ」の予告なしに車に乗せ保育所へ。すると月曜日は雨にもかかわらず、自分で傘を差してすんなり歩き、ご機嫌で「おとうさん、あとで、おむかえ、きてぇね~。」と手を振るではありませんか。話しに聞いていた「行かな~い」は水曜日にほんのちょこっとあっただけ。後は全てご機嫌で「おとうさん、あとで、おむかえ、きてぇね~。」でした。それを話すと妻は首を傾げるばかり。でも、子供ってそういうものですよね。多分また来週からしばらくは「行かなぁ~い」が繰り返されることと思います。

四万十地元の味 上海軒2010年04月18日

四万十市具同・上海軒 チャンポン
四万十には結構美味い中華料理屋があります。今日ご紹介する具同の上海軒もその一つ。中村市街から赤鉄橋を渡りきって、宿毛方面へ道なりに100メートルくらい、左側にあります(駐車場は店の前に軽二台、20メートル赤鉄橋側に二台分あります)。大将とそのお母さんがきりもりする小さな店で、決して小綺麗とは口が裂けても言えませんが(大将すいません)、何を食べても美味いです。ここの大将も縄文系の人で、定食に山菜や貝など、山や海でとってきたものがよく入ります。これがまた美味い。シイやカメノテの味噌汁はおかわりしたいくらい。。おすすめは定食類や五目そば、それに五目焼きそば。辛いのが好きな人はスワンラータンはいかがでしょうか。これを注文すると大将が必ず「食べたことある?辛いけど大丈夫?」と聞いてくれます。スッパ辛くて美味いですが、辛さで熱さが麻痺して口の中を火傷するので注意して下さい。