近所のおんちゃんが亡くなった2010年04月28日

四万十の空
 今日、同じ班のNさんが亡くなりました。詳しい事情はまだよく分かりませんが事故だそうです。面白いおんちゃんで、川漁の名人でした。ここいらの川の隅から隅まで知っているような人でした。教わりたいことが山ほどあったのに、本当に残念です。朝から酔っぱらっている、正に土佐の男で、人が好きな人でした。いつも酔っぱらって誰かの所にいました。酔っぱらわないとあまり人と話せんようなシャイな人だったそうです(というのも、結局私はこの2年間素面のNさんについぞ会ったことがなかったですから。妻は一度だけ素面のNさんに会ったことがあって、別人かと思ったそうです)。飲み会に「おれゃ~もう飲まんぞ!」とヘベレケに酔っぱらって現れるような人でした。たまに椎茸をぶら下げてはうちに来てくれました。もちろん、その時も酔っぱらってました。家の下の河原に他所から人を呼べるように駐車場を作るんだと夢を話して聞かせてくれました。
 同じ班ですから、また朝から班のみんなで飲んで供養することになるんだと思います。一昨年、同じく班のおんちゃんが事故でなくなった時は、Nさんの息子さんと朝から飲んで供養しました。まさかそのNさんをこんな形で送ることになるなんて思いもしませんでした。Nさん、Nさんが急にいなくなってしまって正直寂しいです。今まで本当に有り難うございました。Nさんの愛したこの集落を見守って下さい。ご冥福をお祈りします。