岸の藤波2011年05月11日

この季節、四万十は藤の甘い香りに包まれます。


日本にはノダフジとヤマフジの2種類があるそうです。ノダフジは繊維が強く右巻きであるのに対し、ヤマフジは左巻き。万葉集の時代から貴族たちの庭に植えられ、鑑賞されてきました。平安城の飛香舎(ひぎょうしゃ)の中庭には藤が植えられていて、そこから別名「 藤壺 」と呼ばれます。光源氏が終生理想の女性としてその面影を追い求め続けた女性、藤壺の名は、これに由来します。そう思ってみると、何となく高貴な感じもします。

 水底に 紫ふかく 見ゆるかな 岸の岩根に かかる藤波   大納言実季

雅の世界はそれとして、この花の天ぷら、なかなかいけますよ。

コメント

_ 菜の花兄ちゃん ― 2011年05月12日 20時51分

偶然ですね。今日の昼に更新した内容のひとつに紫色があります。
紫色のアンジェリアから話は紫式部に飛びました。
かわたろうさんのブログにも紫色の藤が話題です。しかも光源氏に藤壺、まで話は及んでいます。最後は水面に映る藤の和歌です。
私の場合はその作者のウンチになってしまいました・・・・ではまた

_ kawatarou ― 2011年05月12日 23時52分

菜の花兄ちゃんこんばんは。
浅く染まる、濃く染まるの話し、さすがです。
かたや食べ物、かたやウンチ、まぁ始めか終わりかの違いだけですね。
あの、それから5つ葉のクローバーなんですが、西洋のことなので詳しくは知りませんが、たしか金運かなんかだったような気が・・・・。だとすると兄ちゃんが5つ葉のクローバーを渡したい女性って・・・・・。
無粋なことを申しました。失礼いたします。

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