うちのビーフシチュー2011年05月09日

決してネタに困ったわけではないんですが、妻に馬鹿にされながらも、今日はビーフシチューのことを書きたいと思います。

自慢ではありませんが、我が家で牛肉が出てくることは稀です。ハレー彗星ほどの周期ではありませんが、獅子座流星群くらい、稀なことです。何かのお祝いか、誰かが御馳走してくれるか、ほぼこのどちらかです。あ、牛筋は別ね。安いので。おでんにも入れますし、八丁味噌で土手煮もします。時にはすき焼きもスジでします。ぽってりして美味いですよ。ちょっとしつこいけど。

いや、今日書きたいのはすじ肉のことじゃありません。先日、何となくビーフシチューが食べたくなって、妻にリクエストしたんです。ビーフシチュー。リクエストしといてなんなんですが、ビーフシチューは好きですが、ビーフシチューに入っている肉って、なんか出汁をとった後の鰹節みたいな感じがしません?それは家庭で作る時だけの問題じゃなくて、鎌倉のさる有名店でもそう思いました。東京のお街の洋食屋でもそう思いました。でも、まだ行ったことがない浅草の名店なら違うのかなと思ったりもします。馬鹿舌なんでしょうが、そう思うんだから仕方ない。

ところが、先日妻が作ってくれたビーフシチューの肉が、すごく美味かったんです。鎌倉の名店のタンシチューよりも、東京のお街の洋食屋のビーフシチューよりも、美味かったんです。浅草の有名店のビーフシチューの肉ってこんなんかなと思わせるほど美味かったんです。一体いくらの肉を買ったんだ?

 「おいっ、この肉!」

 「あれー、やっぱだめだった?」

 「いや、美味い!」

 「へ~。豚バラだけど。」

 「・・・・・・・。」
 
たしかに、よく見れば豚バラです。味も豚バラです。

 「だって、特売だったから。」

 「・・・・・・・・・・・。」


特売のおかげでできた我が家の新メニュー、ビーフ?(ポーク?)シチュー。馬鹿舌なんでしょうが、本当に美味いんだからしょうがない。
何で今までこんなことに気づかなかったんでしょうか。目から鱗です。
牛肉はあまり好きじゃない、あるいは牛肉はちょっと買えないという皆さん、一度お試しあれ。