サゴシもろた2010年04月15日

サゴシの刺身(最後の残り)
 今日は仕事でお世話になっているMさんに「昼飯に食べたや。」とサゴシをもらいました。刺身に造ってくれた上に、皿、醤油、ワサビ、割り箸をセットで持って来てくれました。昨日の5時頃漁に出て釣ってきたものだそうです。「釣りたては身が締まりすぎてうもうない(美味くない)。釣ってからそうやねぇ、15時間くらいが一番美味いがやないろうか。」とMさんは教えてくれました。サゴシとはこの辺りで鰆(サワラ)の成魚一歩手前のものをいいます。魚偏に「春」と書くように、春が旬の魚。ほんとうは寒鰆が一番美味いという人もいますが、この時期も美味いです。足が速く身が柔らかいので普通は西京漬けなどにして食べますが、新鮮ならやっぱり刺身が絶品。ニンニクを薬味にして食べます。初めて食べる人は誰もがその旨さにびっくりします。上品な脂ののったその味に、白飯が胃袋に飛んで消えます。

   時期ものの 鰆いかがと 板がいふ      稲垣のぶを

いい季節になりました。