おもひ草 ― 2011年09月18日
残念ながら運動会はやっぱり延期。
朝6時過ぎに連絡網が廻ってきました。
朝6時過ぎに連絡網が廻ってきました。
先日草を刈っていてこんな草を見付けました。
ススキの根本にあるこのピンクの花。
もう盛りが過ぎてしまっていますが、標準和名:南蛮煙管(ナンバンギセル)。ススキや茗荷の株に寄生する植物です。寄生植物ですから葉っぱはありません。
南蛮煙管という名は、江戸時代に付けられたものですが、それ以前は、その姿を俯いて物思いにうちしおれている人に見立てて「おもひ草」と呼んでいました。万葉集巻10に
道の辺の 尾花が下の おもひ草
今さらになぞ ものか思はむ
ー 道のほとりの薄の下で咲く思い草の様に(うつむいて)
今さらどうしてあの人のことで思い煩ったりしましょうか ー
うつむいて思いわずらうのは、当然恋しい人のこと。万葉人は風情のある名付け方をしますね。で、しょっちゅうこんな風に恋の物思いでうちし折れていたんでしょうね。
南蛮煙管のハイカラな江戸の感じもいいですが、私はおもひ草の方が好きです。
9月18日 今日の稲株
南蛮煙管という名は、江戸時代に付けられたものですが、それ以前は、その姿を俯いて物思いにうちしおれている人に見立てて「おもひ草」と呼んでいました。万葉集巻10に
道の辺の 尾花が下の おもひ草
今さらになぞ ものか思はむ
ー 道のほとりの薄の下で咲く思い草の様に(うつむいて)
今さらどうしてあの人のことで思い煩ったりしましょうか ー
うつむいて思いわずらうのは、当然恋しい人のこと。万葉人は風情のある名付け方をしますね。で、しょっちゅうこんな風に恋の物思いでうちし折れていたんでしょうね。
南蛮煙管のハイカラな江戸の感じもいいですが、私はおもひ草の方が好きです。
9月18日 今日の稲株
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