四万十の本紹介 『四万十川がたり』 ― 2010年03月05日

四万十にまつわる本を紹介します。
『四万十川がたり』 野村春松語り 蟹江節子聞き書き 1999年山と渓谷 社
口屋内の沈下橋の下り口のところに住んでいた四万十川の名物おんちゃん、野村春松さんの話を聞き書き形式でまとめたものです。野村のおんちゃんについては、カヌーイスト野田知佑さんの師匠としてご存じの方もいるかもしれません。
口屋内の沈下橋で遊んでいておんちゃんに拾われ、飯を食わせてもらったり、泊めてもらったりした人は多いでしょう。私もその口ですが、本当に穏やかで、物知りで、人に優しくて、いいおんちゃんでした。いろんなことを教えてもらいました。鮎や鰻の習性、雑木の使い方、残ったご飯を利用して味噌を作ること、エビの脂は体に優しいこと、マムシに噛まれた時は熱で解毒すること・・・・。いつ尽きるとも知らぬほど次から次へと出てくるおんちゃんの話しに時の経つのも忘れて聞き入ったのを覚えています。残念ながらもうおんちゃんには会えませんが、この本を読むとおんちゃんの語り口が蘇ります。
『四万十川がたり』 野村春松語り 蟹江節子聞き書き 1999年山と渓谷 社
口屋内の沈下橋の下り口のところに住んでいた四万十川の名物おんちゃん、野村春松さんの話を聞き書き形式でまとめたものです。野村のおんちゃんについては、カヌーイスト野田知佑さんの師匠としてご存じの方もいるかもしれません。
口屋内の沈下橋で遊んでいておんちゃんに拾われ、飯を食わせてもらったり、泊めてもらったりした人は多いでしょう。私もその口ですが、本当に穏やかで、物知りで、人に優しくて、いいおんちゃんでした。いろんなことを教えてもらいました。鮎や鰻の習性、雑木の使い方、残ったご飯を利用して味噌を作ること、エビの脂は体に優しいこと、マムシに噛まれた時は熱で解毒すること・・・・。いつ尽きるとも知らぬほど次から次へと出てくるおんちゃんの話しに時の経つのも忘れて聞き入ったのを覚えています。残念ながらもうおんちゃんには会えませんが、この本を読むとおんちゃんの語り口が蘇ります。
コメント
_ nohohoon ― 2010年03月07日 21時26分
この本、私も読みました。語りかけらえてる様な優しい本でありながら、生活の知恵みたいのが入ってて奥がありますね。主人は昔、川で遊んでた話をよくしてくれますが、本を読みながら情景が浮かんできました。四万十いいですね~
_ kawatarou ― 2010年03月07日 22時47分
nohohoonさん、こんばんは。野村のおんちゃんはほんとうに優しい、いいおんちゃんでした。あの語り口そのままの人です。旦那さんは四万十川のどの辺で遊んでいたんですか?
_ nohohoon ― 2010年03月08日 05時38分
母の実家は佐田です。その辺だと思います。沈下橋から自転車で転落したり、何しろやんちゃ小僧だったと・・・釣り竿を持って自転車で川に行くのが日課だったそうです。今も帰省して佐田に行く時は市街地から旧道をわざわざ通ってゆきます。
_ kawatarou ― 2010年03月08日 21時36分
nohohoonさん、こんばんは。コメントバックありがとうございます。佐田ですか。ええ所ですね。今、沈下橋の端では菜の花が盛りの頃でしょう。旧道(右岸)を通っていく気持ち、分かりますよ。私もあっちが本当の道だと思います。
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