筍採り2009年05月14日

淡竹の筍
 妻が前の山に筍を採りに行ってきました。またこれで当分の間おかずには困りません。よかったよかった。はちくの筍はあくが少ないので、軽く下茹でするだけで食べられます。この辺りでは、この筍で筍寿司を作ります。美味いですよ。

筍寿司2009年05月16日

筍寿司
 孟宗竹の筍が終わり、淡竹の筍の時期になりました。この辺りでは筍の田舎寿司をよく作ります。普段の食事にはもちろん、宴会、法事等、人が集まるときには欠かせないものです。そのまま食べてももちろんうまいのですが、火であぶって食べても、また格別です。 その筍寿司の作り方を、妻が大家さんの奥さんに教わりに行ってきました。そのうちレシピをアップしますね。

幡多の人2009年05月17日

柿若葉
 「土佐の人は優しい」とよく言います。この場合の「優しい」は標準語の「親切だ」に近いニュアンスです。移住するまで15年間、ほぼ毎年高知に来ていましたが、本当に多くのおんちゃん・おばちゃんによくしてもらいました。ずっと旅をしていて薄汚れた若者に声をかけ、飯を食わせてくれ、泊めてくれる人があちこちにいるというようなところは、私の乏しい旅行経験ではそうはありません。それは人間を信じているからできることです。もちろん、みな一度や二度ものを盗られたりと痛い目に遭っているのですが、それでも変わらないところがここの人たちのすごいところです。この人間環境の中で子供を育てたい、これが私が移住した一番の理由です。人は人の中でそだつものですから。
 長女は友達の家に遊びに行って、そのまま買い物にまでついて行ったようです。昨日も別の友達の家に行き、同じように買い物について行きました。自分の子供も人の子供も区別しない、この環境は最高です。もっとも、これまた我が家はお世話になるばかりで、恐縮する一方なのですが。

エビ捕り2009年05月18日

エビ筒
 Yさんと近所に川エビ採りの仕掛けを浸けに行きました。えさはビタワン(ドッグフード)。チャラチャラの瀬の浅いところ、エビが餌を求めて歩きそうなところがポイントです。さて首尾よくとれるでしょうか。明日の朝が楽しみです。

エビ捕りの結果12009年05月19日

うちの夕食
 けっこう捕れました。結果、我が家の夕食はこうなりました。うちの子供たちは三人揃って川エビが大好物。奪い合いになります。この飽食の時代に。カルシウムに事欠かないせいか、爪ののびが異様に早い気がします。

アカザ(エビ捕り結果報告2)2009年05月20日

アカザ
 仕掛けに入るのはエビだけではありません。いろいろなものが入ります。そのなかから、まずは危ないものを一つ。 川魚にはあまり危険なものはいませんが、これはその数少ないアブナイ魚で、アカザと言います。鰭に鋭いとげがあって、刺されるとそれは痛いと言います。幸いというか残念ながらというか、まだ刺されていないので自分の言葉で表せないのがもどかしいところです。私の田舎の方ではその危なさから、サソリと呼ばれていました。この魚が居るということはまだ水質が保たれているということですが、危なくて迂闊につかみ取りもできません。ところがこの魚、食べてみると美味しいらしい。故・宮崎弥太郎さんの『仁淀川漁師秘伝』(聞き書き:かくまつとむ・小学館)には、仁淀川の支流桐見川ではこの魚を蒲焼きにして食べることが書かれています。今度試してみようかな。

ナナセ(エビ捕り結果報告3)2009年05月21日

ボウズハゼ
 エビ筒には地元でナナセと呼ばれるボウズハゼも入っていました。この魚、こんな顔をしていますが鮎のような味がします。難点を言えば身が柔らかいことくらいでしょうか。と言うのも、主食が鮎と同じ藻類だからで、これまた鮎と同じく縄張りを持ちます。鮎の友釣りでよく釣れてきますし、まだ試したことはありませんが、これをおとりに鮎釣りもできると言います。鮎と同じにおいと言うことで、うなぎ釣りの餌としてもいいとも聞きます。これも試してみようかな。

移住生活の課題1 仕事2009年05月22日

小松菜の花
昨夜は久々の雨でした。少し物足りない雨でした。このところの四万十は例年に比べ異常な小雨です。田植えを控えた農家の人たち(とその末席に加わろうとする我が家)も心配そうです。雨が少ないと、川もきれいになりません。もう少し何度かザッと雨に降ってもらって古いコケを洗い流してもらわないと、鮎も育ちません。川漁が生き甲斐の地元のオンちゃんたち(とその末席に加えてもらった私と妻)も心配してます。 
 今日は移住生活の難しい点について少し書きたいと思います。
 その第一が、収入をどうするかでしょう。私はといえば、昨年半年期間限定で臨時の勤めをさせてもらいましたが、今現在は自分で何とかしようと準備をしているような状況です。
 職を探す場合、まず頭に入れておかなければいけないのが、高知県はだいたい県民所得の数字でいえば下から二番目くらいの県だということと、その中でも幡多地区はさらに数字が低いところだということです。世に喧伝されている「百年に一度のー」と言う経済状況は間違いなくここでも見られ、なかなか良い条件の仕事はありません。この町で勤めて暮らしていくなら、医療関係か介護関係の資格が要るといっても過言ではありません。ハローワークのページを見てもらえば分かります。(→ https://www.hellowork.go.jp/kensaku/servlet/kensaku?pageid=001)勤めが難しいとなると、自分で何か始めるしかありません。
 私は物価のことはよく分かりませんが、生活費自体はそんなにかからないと思います。ただ、税金や保険料、保育費が前に住んでいたところに比べてざまに高いと妻はよく言っています。

蛍の卵2009年05月23日

蛍の卵
今日は次女の保育所の運動会でした。この集落の保育所は、この時期に保育所単独の運動会があって、秋には小中保集落合同の運動会があります。どちらも「村の運動会」という雰囲気で楽しく過ごせます。
 運動会から帰ってきて、家の下の田の畦でこんなものを見つけました。蛍の卵です。蛍の幼虫がカワニナやモノアライガイを餌に育つことや、幼虫期から光ることは図鑑でもよく紹介されていますが、卵の実物についてはあまり知らないかもしれません。
 四万十川流域では、下津井ダムの蛍が有名ですが、蛍は至る所で見られます。この村の蛍もきれいですよ。

また大潮です2009年05月24日

名鹿の浜
 また大潮になりました。子供たちが風邪気味なのでどうしようかと迷っていたのですが、Sさんから「急だけど海行かん?」とお誘いの電話があったので海に行くことにしました。今日は四万十川河口のすぐ西の名鹿の浜です。思いつきみたいに電話があって、思いつきみたいにこんなきれいな海に行かれるのがここのいいところです。
 サーフィンをする人たちにとっては常識でしょうが、この辺りの海は本当にきれいで飽きません。四万十川ばかりが世に喧伝されますが、海も一級品です。駐車場は無料、シャワーも無料(一部お湯のシャワーで有料のもの在り)、更衣室も無料です。潜れば熱帯魚も見られます。貝も捕れます。魚もすごいのが釣れます。
 子供たちは最初はおとなしく濡れないように遊んでいましたが、最後はずぶ濡れ。みんな鼻水垂らしてるのに。まあ、この気温で、この海で、濡れない子供がいたら嘘でしょうけれど。後々親が大変ですが。