天然鮎の群れを発見 鮎その12009年05月25日

天然鮎の群れ
 今年は数年ぶりに天然鮎が多いという話を県下各地で聞きます。特に物部川がいいらしい。我らが四万十川も、家地川ダムより上流は鮎漁解禁になっていますが、まるで話題に上ってきません。今年も四万十川の鮎はダメなのでしょうか。もっとも家地川上流はすべて放流ですが。ゴリも今年は全くと言っていいほどダメでした。青のりが豊漁だったのがせめてもの救いです。
 そんな中、今日、幡多郡のとある川で天然鮎の群れを発見しました。あと1メートルで海という所、集落の排水が流れ込む普通の小流です。たまたま訪れただけの所でしたが、何かいるかと川をのぞくと、いますいます、小さな魚がぎっしりと広がっています。と、その中に、まるでドジョウのようにクネクネと泳ぐ一団が・・・。その数数百匹では収まらないでしょう。鮎みたいなやっちゃと見ると、ん?ホントに鮎みたいだぞ。だけどこんな排水路にいるはずがないし・・・。先入観というのは恐ろしいもので、川の中流域で見かけたら一発で鮎と分かる動きでも、居そうにもない場所で見ると、似た動きをする魚が居るな-となってしまいます。近づいて確認すると、追い星も見えます。やっぱり鮎です。近くにいた漁師らしきオンちゃんに確認すると、やはり鮎。「この辺の人らあは誰っちゃ食わんけん、獲ってったや。第一それ以上太らんもんね。」
とのこと。たしかに、この川では苔も育たないでしょうから、この数の鮎が育つはずもありません。しかし、こんな排水路にもあふれている鮎が、肝心の四万十川では連続大不漁とはどういうことなのでしょう。清流を代表する魚のイメージが強い鮎ですが、実は汚れにはそこそこ強い魚なのです。東京の神田川や多摩川でも、相当量のが居ることからもそれは分かるでしょう。そんな魚が減っている、これは由々しき問題です。

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