一人暮らし2010年03月29日

さしいれ
 たまに妻が子供を連れて里帰りすることがあります。妻の里帰りは集落の人にすぐ広まります。いつもザーザーしてる子供がいないとみんなおかしいと思うらしく、すぐに「奥さんと子供おらんろう。」とばれます。別に隠してないけど。私も寂しいですが、村の人々も寂しいようで、そんなときは「寂しいろう。いつもんてくる(訳:戻ってくる)が?」としょっちゅうみんなに聞かれます。隣のNさんなんかは「子供らおらんと寂しいもんね。」と私より寂しがります。「子供の泣き声が聞こえんとなんかもの足らん。」といいます。うちの子、そんなにいつも泣いてますかね?
 「いつもんて来る」と聞かれても、だいたい予定を把握していない私は「いつもんて来るんでしょうね。」と答えるよりないんですが、そうするとみんなが「本当にもんて来るが?」と心配しだします。で、顔を合わすたびに「奥さんと子供らいつもんて来るが?」と聞かれ続けます。それから、そういう時はみなさんが私の飯の心配をしてくれます。「晩飯食べに来たや。」とみんな言ってくれます。それから帰ってくるとご飯が置いてあったりします。写真はTさんが置いていってくれた差し入れと書き置きです。こんな集落、やっぱり住みやすいですね。ここが好きです。