ひな帰る・・・ ― 2010年03月08日

3日の記事で、飾るところがなくて本棚に飾ってあるひな人形のことを書きました。今日のこと、仕事から帰ってきたら、そのひな人形が後ろを向いています。「なんじゃこりゃ?」妻に尋ねると、「後ろ向けておくと帰ったことになるんだって。テレビでやってた。」といいます。ひな祭りも終わって早くひな人形を片付けなければならないのですが、雨続きの湿気で片付けられません。で、テレビでやってた方法をやってみたというのです。でも、正直なんかしっくり来ません。なんかやな感じ。
そもそも、「祭りが済んだら人形を早くしまわないと婚期が遅れる 云々」という例の話はどこから出たのでしょうか。そもそもひな人形が今の形になったのはそう古いことではないのですから、これも怪しいもんです。色々調べてみましたが、いつ頃どこから出てきた話しなのか、よく分かりません。ただ、どうしてそんなことを言うようになったのかはおおよそ察しが付きます。まず第一に、ひな人形の原型が「形代(かたしろ 。身の穢れを移す紙などでできた人形。千と千尋の神隠しで龍になったハクを追っかけてきたアレ。)」であり、そもそもが身の穢れを移した後は祓われるべき存在だったこと。その名残でしょう。今でもひな祭りの後に人形を流す行事を行っているところもあります。加えて、日本の祭りでは祭りが済んだら神様にすぐに帰ってもらうことに重点が置かれていることがあげられます。では、結婚云々はというと、これも江戸時代、ひな人形が大名の嫁入り道具の一つであったことが関係しているんでしょう。また、男女2体の神様は双体道祖神(信州や上州なんかで道端に立つ男女の姿が石に刻まれた神様)のように、結婚の神様となることが多いですしね。まぁ、そんなところでしょう。それにしても、この方法はやっぱりちょっと・・・。早く晴れて片付けられればいいのに。
そもそも、「祭りが済んだら人形を早くしまわないと婚期が遅れる 云々」という例の話はどこから出たのでしょうか。そもそもひな人形が今の形になったのはそう古いことではないのですから、これも怪しいもんです。色々調べてみましたが、いつ頃どこから出てきた話しなのか、よく分かりません。ただ、どうしてそんなことを言うようになったのかはおおよそ察しが付きます。まず第一に、ひな人形の原型が「形代(かたしろ 。身の穢れを移す紙などでできた人形。千と千尋の神隠しで龍になったハクを追っかけてきたアレ。)」であり、そもそもが身の穢れを移した後は祓われるべき存在だったこと。その名残でしょう。今でもひな祭りの後に人形を流す行事を行っているところもあります。加えて、日本の祭りでは祭りが済んだら神様にすぐに帰ってもらうことに重点が置かれていることがあげられます。では、結婚云々はというと、これも江戸時代、ひな人形が大名の嫁入り道具の一つであったことが関係しているんでしょう。また、男女2体の神様は双体道祖神(信州や上州なんかで道端に立つ男女の姿が石に刻まれた神様)のように、結婚の神様となることが多いですしね。まぁ、そんなところでしょう。それにしても、この方法はやっぱりちょっと・・・。早く晴れて片付けられればいいのに。
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