まもりよってよ2011年04月26日

「まもりよってよ」
子供たちがよく使う言葉です。
我が家で一番使うのは長男みぃ太郎。
トイレに入る時、それまで持って遊んでいたミキサー車のミニカー(先日妻の両親が送ってくれたもの)を渡して
「おかぁさん、みぃの、ミキサー車、まもりよってよ~。」
寝る前にトイレに行く時、いつも一緒に寝るウサギのぬいぐるみ(一見ウサギに見えない、私の妹がくれたもの)をあずけて、
「おとうさん、みぃの、うさちゃん、まもりよってよ~。」
といった具合に使います。
標準語にすれば、「見張っててよ」とか、「取られないように見ててよ」といったような意味でしょうか。この言葉、方言は方言ですが、「まもる」のこの用法は、実は由緒正しき古語。『日本書紀』や『万葉集』といった古代の文献から見られる言葉です。さすがは土佐の小京都中村。古語が生きています。
本文とは関係ありません
  目には青葉 山ほととぎす 初鰹

コメント

_ 赤鬼 ― 2011年04月27日 09時47分

久しぶりにコメントさせていただきます。

私も小さいとき、「まもりよってよ」と言っていたことを思い出しました。
中村はまだ、大人と子供が普通に喋っても方言が通じるのが良いですね。
高知市では、土佐弁丸出しで子供に喋っても通じなくなってきました。
ですから私の場合、理解できるように頭の中で翻訳しながら話します。
なんだか寂しいですね。

初鰹ですか、旨そうですね。
ニンニクとワサビをきかして、いいな~。

でも、原発のせいで今年の戻り鰹はダメかも。

_ 田舎者 ― 2011年04月27日 11時27分

初めまして。高知の田舎者です。うちの子どもが使う場合の「まもりよってよ」は、「守る」の意味で使いますね。標準語では、「守る」って使いませんか?それこそ、お姉ちゃんに盗られないように、守ってね。って意味で使いますよ。

_ 四万十boy ― 2011年04月27日 20時04分

美味そうなカツオの刺身ですね。 僕はマグロよりカツオの方が好きです。

まもりよってよ・・・・ 可愛い気持ちが表現されてて、なんだかジーンと
胸に響きますよ。  純粋な心というのは、大事ですね。

_ kawatarou ― 2011年04月27日 23時48分

赤鬼さん、こんばんは。毎度コメントありがとうございます。
中村の人は、幡多弁を標準語だと思っているフシがあります。
いわく、
「京都の言葉がホンマモンの標準語じゃ。小京都やけん、中村の言葉が標準語じゃ。」
どう聞いても標準語でも京都弁でもありません。近所の人と話してて、「この言葉分かる?」と聞かれることがよくありますが、それがホントに古語だったりすることがよくあります。「ええ、分かります。鎌倉時代の言葉ですから。」と答えたりすると、みんなきゃっきゃと喜んで笑ってくれますが、ホントなのに本気にしてくれません。あれ、何を言いたかったのか、分からなくなってしまいました。でも、幡多弁って、なんかいいです。

田舎者さん、こんばんは。はじめまして。コメントありがとうございます。
もしかしてうちの子もその意味で使ってるんですかね。今度、「それ、どういう意味?」って聞いてみようかな。私も妻も標準語圏で育ちましたが、
「守る」にこの用法はなかったと思います。これと同じことを言うなら
「取られないように持っててよ」と言うしかないと思います。

四万十boyさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
土佐のカツオ、ホントに美味いですよね。明神の船に乗ってる知人からもらったとれとれでした。「まもりよってよ」とか、「見よってよ」とか、なんだかいいですよね。

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