歩いて通う2009年06月17日

保育所への道
 移住の条件の所(5/30移住生活の課題2 住居)でも書きましたが、住居を決める際に、子供が歩いて通える範囲に保育所・小学校・中学校があることを重視しました。
 小一になった長女は、毎日近所の小学生といっしょに(集団登校というわけではなく、自主的にです)徒歩で通学しています。もちろん帰りも道草を食いながら(春先にはイタドリやスカンポ、蓮華をかじって、文字通り道草を食ってました)歩いて帰ってきます。なかなか真っ直ぐに帰ってこないところは親譲りといったところです。最初の数日は、学校の先生がいっしょに帰ってきてくれたのですが、娘は養護の先生も、校長先生も、みな畦道を通らせて帰ってきました。行きも帰りも、地域の人たちが見ていてくれます。知った人の車が通ると、娘も慣れたもので手を振っていきます。誰かが帰りがけに何か持たせてくれたりすることもしょっちゅうです。そのまま友達の家に上がり込んで帰らず、叱ることもしばしばですが、それも含めてすべてが子供にとって大切なことだと思います。
 次女もまた、歩いたり、自転車の後ろに乗ったりして保育所に通っています。途中に架かっている橋のうえから必ず川をのぞき、途中に生えている草をむしりながら歩きます。いろいろな生き物も現れます。今日の帰りは少し遠回りして沈下橋で鮎を眺め、そこからの帰りがけにウズラの親子に出くわしました。秋にはイノシシが掘った痕があることもありますし、春の初めには鹿が草の新芽を食べた痕もあります。木の実があれば拾い、食べられるものは食べ、いろんな事を覚えていきます。
 この集落にも少子化の波は押し寄せていますが、なんとか子供が歩いて通える環境であってほしいと思います。

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