天敵農法2012年10月08日

先日植えた茎ブロッコリー。この時期でも虫に食われるので不織布でトンネルしてあります。それでもコオロギや根きり虫の食害を受けるので、対策にそのあたり一帯にいるカマキリや蛙を捕まえてはトンネルに入れています。天敵による対策です。
 
カマキリは藪に行けばいますが、畑にそんなにいるもんじゃありません。でも、蛙ならたくさんいます。主にいるのは土蛙とトノサマガエル。ピョコピョコ逃げ回る蛙さんを追い掛け回している41歳のおじさんは、傍から見たら「見なかったことにしておこう」という姿に違いありませんが、こちとら大真面目。おいしい茎ブロッコリーが食べられるかどうかの分かれ道なんです。

ところが今日のこと、わが愛すべき蛙君たちの姿が不織布トンネルの中からきれいに消えていました。あんなに捕ったのに。あんなにピョコピョコ跳ね回ってたのに。

犯人はすぐにそれと知れました。不織布の中を見ていくと、一匹のシマヘビ。およそ50センチ。人の気配に驚いて逃げようとするも、トンネルから出られず右往左往するばかり。こちらとしても出て行ってほしいのですが、行ってほしい(出入りができる)方にはどうしても行きません。仕方ないので脅して追い込もうとしたら、脅しすぎました。開き直って臨戦体制をとっています。「怖くないよ~」と捕まえようとしたらみごとにカプッと噛まれました。蛇に噛まれるなんざあ、いつ以来でしょう。妙に懐かしくなりました。なに、歯はあることはありますがシマヘビです。毒はありません。そのまま首根っこを押さえてさようなら。脇にある用水路に帰っていきました。もう来ないでね。