四万十市教育委員会との懇談会2012年03月29日

今日は夜7時から四万十市教育委員会との懇談会がありました。児童生徒の減少を迎えるに当たって、小規模校をどうするかといった類の話です。四万十市では平成20年度に旧中村市内の中学を今後4校程度に統合する計画が立てられたそうで、大枠ではそこに向けた話し合いの前哨戦ということなんでしょう。約1時間半、双方からいろんな意見が交歓されました。子供の数が減って、学校の規模が小さくなって(先生の数も減る)、となると教育の公平性を保てないという委員会の考え方も分からないではないですし、ある程度の人数の中で早いうちにもまれるのも必要というのも分かりますが、私自身は地域に学校があることの意義は、それにもまして大きいと思います。地域の問題と、子供たちの将来は別にして考えないかんという教育畑の立場も分からんではないです。でも、その一方にある地域にあるからこその教育効果も忘れてもらっては困ります。この問題は、実のところ教育問題というより財政面での問題だという側面もあって、なかなか一筋縄ではいきません。学級数に対して教員の人数が国により定められているという説明もありましたが、聞けば絶対という訳ではなく、予算の裏付けがあれば増員も不可能ではないとのこと。要は県の姿勢次第、県が教育にお金をかけてくれれば地域の小さな学校は守れるということです。山に活力をだとか、84プロジェクトだとか、県は高知の森林資源を生かしたい様なことをいっているようですが、その根幹に関わる、山に若い人が住むための条件を調えるためにも、地域の学校を護る取り組みをしてほしいと思います。
尾崎知事、よろしくお願いしますよ。