おなかが痛いがやもん2012年02月03日

昨日手術を終えた義父は、その後の経過も順調のようです。予定より入院期間も短く済みそうだそうで、何よりです。

さて、今朝の四万十はこの冬一番の寒さ。
四万十この冬一番の寒さ

四万十この冬一番の寒さ

四万十この冬一番の寒さ

四万十この冬一番の寒さ

我が家は谷水・水道、両方とも凍ってしまって、朝米を炊くことすらままならない状態に。仕方ないので妻が焼いていってくれたパンを食べさせて子供たちを送り出すことにしました。

ところが、次女U子が家から出ようとしません。
「おなかが痛いが。」
そういえば昨夜もぽそっとそんなことを言っていました。でも、ついさっきまで元気にテレビ見てたんです。
怪しい・・・。
ホントだったら可哀想だけど、怪しい・・・。

仕方ないので、とりあえず長男みぃ太郎だけ連れて保育園へ。
ホントに腹痛だといけないので、仕事もとりあえず休みをもらうことにしました。
四万十この冬一番の寒さ
桃太郎の気分で頑張るんだぞ、みぃ太郎。

長男を送ってきた後は、次女の様子を見ながら、どうも節分による腹痛であるらしいことを確認して(鬼が来るのが怖くてなった腹痛ですが、嘘ではありません。子供がこういう時は、ホントに痛いんです。決して「いややけん、痛くないに痛い言うがやろう」などと言って無理矢理連れていくようなことをしてはいけません。親子の信頼関係の失われる第一歩です。ちなみに先ほどこのことを妻に電話報告したら、「あたしだったら無理矢理連れてくな。」・・・・・危なかった。)、説得に入りました。こういう時の次女はなかなか一筋縄ではいきません。なだめすかして投降を呼びかけましたが、なかなか埒があきません。仕方がないので、職場から出勤してくれと電話がかかってきた設定で、説得その2スタート。長い長い戦いの始まり。

「今お父さんの仕事の人から電話かかってきて、今日雪でみんな出てこれんけん(うちの車はスタッドレスを履いてるので)、午前中ばあでも出て来てくれんか言われた。」

「じゃぁ、一緒に行って車の中で待ってる。」

「おなか痛い子がそんなことせられんろう。家で一人待ってるか、保育園に行くか、どっちかにしなさい。」

「じゃあYさんちで待ってる。」

「Yさんの車、いま下っていった。」

「じゃあ、Nさんは?」

「Nさんの車も、さっき出て行った。」

「じゃあTさんちにいる。」

「Tさんはおうちにおるけど、仕事やけん、いかん。」

「Yさんならおるかも・・・。」

頼れるご近所さんが徒になりました。
「Yさんも忙しいがやけん、そんなこと、頼んだらいかん。」
普段なら頼むくせに無理を押して言ってみました。
すると、

「おうちで一人待ちよくけん、お父さん、早う帰ってきてよ・・・。」

あくまで保育園に行かない気です。

「けど、一人でおるところに鬼が来てしもうたらどうするが?保育園やったらみんなも先生もおるけど、ここやったら一人やで。福の神さんも来てくれるか、分からんで。」

この辺りから次女は大泣きです。半分パニックになって、私の言葉も耳に入っていない風。ここからトーンダウンして、話の方向を変えました。

「今年の豆まきはどんな作戦立てたが?」

「砦から最初青さんと黄ぃさん(年長と年中)が出て豆投げて、そのあと赤さんと桃さん(年少と未満児)が豆投げるが。」

「(インフルが流行ってるので)昨日もRちゃんとU子しか青さんおらんかったけど、今日もそうやったらどうするが?U子はRちゃん一人にするが?」
Rちゃんは次女の一番の仲良し。何をするにも一緒の子です。
次女の表情が変わりました。もう一押し。

「RちゃんはU子と一緒に豆投げる気で待ちゆう思うぜ~。勇気出してRちゃんと豆投げて来ぃ。勇気出したら、何でもできるで」

駄目押し
「プリキュアで一人が逃げるなんてないろう?」
プリキュアなんて名前を聞いたことしかありませんが言ってみました。

「・・・・・・・保育園行く。けど、お仕事済んだら、迎えに来てよ。」

さらに駄目押し。
「おなか治るお守りにほっカイロ持たせちゃるけん。おなか治らんかったら先生に電話してもらって迎えに行くようにするけん」
ほっカイロを保育園に持っていくのが次女の憧れでした。

こうして朝の大騒動は終わり、次女は無事、豆まきが始まる前に保育園へ行ったのでした。やれやれ。おかっげで一日余計な休みをとってしまいました。まぁ、しかたない。

結局、その後おなかが痛いと一度も言うことがなかった次女は、元気に帰ってきて、興奮気味に今日の鬼のことを話して聞かせてくれました。鬼が礼儀正しく玄関からやって来たこと、髪の毛がちょっと毛糸っぽかったこと、下駄を履いてたこと、金棒が思ったより軟らかそうだったこと、鬼に豆が効かなくて投げる豆が途中で足りんなって、落ちてる豆を拾って投げたこと、危ないところへ福の神さんがやってきて助かったこと、保育園の駐車場に見慣れない軽トラが駐まってたけどそれが福の神さんの車やろうかetcetc・・・・。おなかが痛くなるほど怖かったくせに妙に冷静に観察している辺りが、いかにも次女らしくて笑えました。
桃太郎の力をもらって元気に行った長男みぃ太郎はといえば、保育園からの連絡ノートに「豆まき、鬼に見つかるのが嫌で ひっそりと基地の中で寝そべるようにして隠れていたみぃ君でしたが、「豆投げんと、鬼おらんならんで!」というと、頑張って投げてました(^_^)」と書いてありました。まあ、去年よりは成長したかな。

さて、我が家でも、Yさんにもらった恵方巻を食べて、
恵方巻を食って笑う

豆まきもしました。
みぃ太郎鬼
これはみぃ太郎鬼
U子鬼
次女の作った鬼。

鬼は~外っ。
鬼は外
持っていた豆を部屋一面にぶちまけること二度、今年も我が家の豆まきは無事終わりました。