あの雲のように2012年01月30日


更新をだいぶやすませてもらいました。
コメントをいただいたときちゃんさん、しまんと太郎さん、ふくさん、こうみのかあちゃんさん、電話をくださった四万十boyさん、takeちゃん経由で様子を尋ねて下さった菜の花兄ちゃんはじめ、ご心配いただいた皆さん、励ましのお言葉ありがとうございました。

私の父が12月12日に亡くなりました。急なことで、最期には間に合いませんでした。移住を決めた時から、いつかこの日が来るのは分かっていましたし、こうなるかもしれないことを私自身は覚悟を決めていたつもりです。でも、「もう1度おじいちゃんに会いたかった。」と長女と次女に(長男はまだ小さくて分からないので)泣かれた時には、やっぱり堪えました。

そうですよね。もう私の問題だけではないんです。子供たちにとってもそうでしょうし、父もせめてもう1度だけでも孫の顔を見たかっただろうと思うと、その一点が悔やまれます。

このブログは、移住生活をみなさんにお披露目することももちろんですが、私たちにとっては、離れて暮らす双方の親への報告の意味合いもあります。だからよけいに再開を急がなければならなかったんですが、そうはいってもどうしても書く気力が出なかったのが実情です。

この間も色々なことがありました。葬儀を終えてこちらにもどると、びっくりするほど多くの地元の人が弔問に訪れて下さいました。「無理かもしれんけんど、できればここに残ってくれんか。」と言って下さった方も何人もいました。うちの家族が私の里に帰ることになるんじゃないかと思われたんでしょう。ありがとうございます。

先週の日曜日にはTさんの家で私の厄の入り抜けの会を開いてもらいました。「お父さんが亡くなってまだ日も浅いけん、大きな乾杯はできんけんど」と、いつもの皆さんが集まってくれました。いつもに輪をかけたすごい御馳走。夫婦で上座に据えてもらい、Tさんのお父さんに四海波を謡っていただいて、代々受け継がれた(?)輪に夫婦でくぐらしてもらいました。Tさんのお父さんは頼まれても断っていた謡を、Tさんの厄の入り抜け以来十数年ぶりに謡って下さったんだそうです。
みなさん私なんぞのためにありがとうございました。

こちらへ戻ってきて、ここの人たちの温かさが改めて身に染みます。子供たちはそんな人たちに可愛がってもらって、のびのびと育っています。父には申し訳なかったですが、それでもここに移り住んだ選択は正しかったと今でも思っています。

昨日が父の四十九日、そして今日は長女の誕生日です。
今日を機に、また毎日ごとごとと更新していこうと思います。
あいかわらず大したことも書けませんが、よろしければお付き合い下さい。

長女の誕生日2012年01月30日


今日は我が家の長女の9回目の誕生日。
明るく健康に育ってくれて、それだけで十分。
親として言うことはありません。
妹や弟の面倒もよく見てくれますし、よく遊んでくれます。
長女の誕生日
お祝いのメニューはもちろんお寿司。長女の大好物、お寿司。
今でも1歳の誕生日にはじめてマグロの刺身を食べさせてやった時の歓喜の顔を思い出します。その日以来8年間、長女の大好物は一貫してお寿司。長女が生まれた時のこと、赤ちゃんだった時のことを話しながらお祝いしました。誕生ケーキは私の母が焼いてよこしてくれたスポンジに子供たちがワイワイ飾り付けしたもの。ダイナミックな感じでしょ。

プレゼントも各方面からもらいました。
妻の両親からは目覚まし時計。
長女の誕生日
じいちゃんばあちゃんにもらったこの時計で、毎朝自分一人で起きると言ってはりきっています。

せっかくなので試しに9歳の抱負を聞いてみたら、
「 宿題をはやくやること・・・。 」
と答えました。

・・・・・なんか可哀想。

長女の宿題2012年01月31日


四万十川河口付近

長女9歳の抱負が「宿題をはやくすること」というちょっと可哀想なものだったことを受けて、今日は高知の小学校の宿題の話。

高知の小学校の宿題の量って、多いとイメージ?それとも少ないイメージ?特にこれといった根拠はありませんが、移ってくる前は少ないあるいはほとんど出ないものと勝手に思いこんでいました。私自身も田舎で育ちましたが、小学校で宿題が出たなんて記憶にない。長期休業は別ですよ。平日に宿題が出たなんてことは多分ないはずです。テストなんてものは小学校6年の時にはじめてあって、これがドラえもんで出てくるテストってやつかと妙に嬉しかったのを覚えているくらいです。それもその一回こっきり。同じ田舎だし、宿題なんかないと思っていた。
ところが、さにあらず。

小3の長女が毎日持ち帰ってくる宿題は結構多い。
・漢字練習1ページ(漢字には赤鉛筆でふりがなを書く)
・算数プリント一枚
・教科書音読
これが今日の宿題。

ちなみに先週末の宿題は、
・漢字練習
・計算ドリル(問題もノートに写して答える)
・日記
・教科書音読
です。
だいたいこんな感じ。

平日の宿題でも、ちゃんとやったら軽く1時間はかかります。もちろん、ゆとり教育だかそこからの転換だか知りませんが、その影響もあるんでしょうし、家庭での学習習慣の定着が県の教育方針であることも知っています。でもね、これでは子供が十分に遊ぶ時間がありません。

嫌なことは先延ばしするところが父親譲り(ホントは母親譲りと書きたい)の長女は、たいてい夕食後、風呂までの時間でなんとかその日の宿題をでっちあげるというパターンが多い生活をしています。時にはそれが間に合わなかったりもします。そういう時は、風呂や寝る時間を遅らせて宿題をさせるというようなことは、我が家の場合ありません。寝る時間優先です。宿題が終わらなかったらそれだけのこと、そのまま学校へ行かせます。そういう時の娘は、ちょっとしょんぼりして学校へ行きます。親としても胸が痛みますが、娘のためと思ってそこは心を鬼にして、そのまま行かせます。それは、決して家庭学習の習慣なんぞのためではありません。極端な話(極端な話ですよ)、宿題なんてして行こうが行くまいが、どうでもいいんです。私個人としては、子供の時は宿題するより思い切り遊んでほしいと思います。寝る時間を優先するのは、一つにはもちろん健康面を考えて、もう一つにはせなイカンことなら早めに済ませられるようになった方がこの子のためと思うからです。少なくとも切羽詰まってからむりくりでっちあげるよりはいいはず。揃ってそれができない両親が言うんですから、勝手な親ですね。

それはともかく、今日の長女、夕食前にはほぼ宿題を終えていて、夕食後に本読みをして無事宿題完了。
「やっぱ宿題はやくやっとくと楽やね~。」
だって。