小中学生とバス停づくり2010年11月15日

 昨日の続き。クリーンカンペーンの一方でこちらはバス停づくりの段取り。
バス停づくり

午後から、小学校、中学校、その保護者と集落の人たちでバス停の組み立てと設置をしました。3つの班に分かれて3箇所分のバス停づくりです。
バス停づくり
子供たちにはバス停に附けるキャラクター「やまぼう」の顔を描いてもらったり、木を組み、ボルトを締める、インパクトドライバーを使ってネジ止めをする等の作業をしてもらいました。みんな楽しそうです。

出来上がったバス停は軽トラで運んで設置します。
これは重たいので大人の仕事。
バス停設置

完成したバス停前で記念撮影です。
記念撮影
新聞社の人の注文でポーズを付けて一枚。
新聞社の人と

これが「学校前」バス停の完成品です。
作ったバス停
なかなかの出来でしょ?早くも「あれ、うちにも一つ作ってくれない?」という人が何人もいます。作業に参加してくれた人たちと、このバス停を使ってどんな遊びをしようかという話題で盛り上がりました。小さな飲み会(やっぱりこれが一番多かった)や、縁側将棋大会など、これからまた楽しめそうです。

こちらは「局前(郵便局前)」バス停。
作ったバス停

局前のやまぼう。
キャラクターの「やまぼう」
全部で6箇所のバス停を作りましたが、やまぼうの顔とポーズは一つ一つ違います。季節ごとに服装を変えたりする予定です。

 今回改めて感じたのは、この地域の底力です。典型的な少子高齢化の中山間地ですが、その道のプロが大勢いて、皆さんが快く協力してくれ、あれよあれよという間に企画が実現してしまいました。企画立案から行政との交渉まで一人でこなした言い出しっぺのMさん、設計図を書いてくれたTさん、材を無償で提供し、作業の場所も提供してくれた建設会社の社長さんや、材を引いてくれた大工さん、加工をしてくれた大工さん、下塗りをしてくれたペンキやさん、やまぼうをチェーンソーで削りだしてくれたNさん、いつも差し入れをくれた区長夫妻、そのほか、陰に日向に力を貸してくれた地域の人たちが沢山いました。
ありがとうございました。

 さて、作業の後は集落のおばちゃんたちが差し入れてくれて打ち上げ。
打ち上げ

打ち上げ
ここでの話題の半分は、早くも次の企画。残りの半分は、いつものしょうもない話。みなさん、お疲れ様でした。さて、次は何をしましょうかね。

うちの大家さん2010年11月15日

お土産のワサビ
 今日の夕方、大家のYさんから電話がありました。
 「もしもし、誰か悪いがやない?」
聞けば、Yさんが椎茸をうちに持って来てくれようとしていた所で、一度仕事から戻ってすぐ街に向いてでかけていく妻(が運転するうちの車)を見かけたんだそうです。その様子をみて子供が具合悪いのかと思ったんだとか。
 「いや、大丈夫です。医者に行っただけですから。」
と私も思わずとんちんかんな応えをしてしまいましたが、
 「医者いうたら、誰か悪いがやない?」
と心配してくれます。数日前から次女(長女にもちょっとある)の顔にプツプツと湿疹みたいなものができてかゆがるので皮膚科に連れて行っただけなんですが、その旨伝えると
 「なんや、そうかぁ~。ほいたら明日椎茸持ってくけんね。」
で電話が切れました。

 借家契約の書類に判子を捺した時に
 「これで親戚じゃぁ~。」
と一杯注いでくれようとした大家さんですが、本当に親戚以上の付き合いをしてもらっています。子供たちのことも、いつもこんなふうに気にかけてくれます。こんな人たちの中で、子供たちものびのびと育っています。有り難いことです。そうそう、子供の湿疹ですが、
 「原因は分かりませんが問題ありません。薬を塗れば治ります。」
だそうです。その次女は、帰りがけ今日の夕飯の買い物の際に、
 「お父さんにあげる~。」
といって写真のワサビ(スーパーでTAKE FREEのもの)をギュッと握りしめて持って帰ってくれました。夕飯のカツオに、その人肌にぬくめられたワサビをつけて食べました。おいしかったよ。