ネット復旧 ― 2010年09月03日
四日ぶりの更新になりました。実はネットが繋がらなくなってしまって、二進も三進もいかなくなってしまったんです。ネットだけならまだしも、電話も繋がりませんでした。情報過疎地でもあるこの集落では、一番早い回線がISDNです。「ADSLの間違いでしょ。」とよく言われますが違います。I・S・D・N です。小学校には光が来ているらしいのですが、教育機関以外は使えないとか。今時ISDN回線でネットをするのは大変なことです。動画が見られないとかそんな生やさしい事じゃありません。T.A.(ターミナル・アダプター=ISDNに必要な機械。これが使えないと電話もかけられなくなる。)が故障したらもはや電気店では手に入りません。ここ中村でも「TAですか?なんに使うんです?」と店員さんに聞き返されます。で、必ず「もう無いですね~。ハードオフとかで中古で手に入れるしかありませんね。」と言われます。NTTで買うことは可能ですが、お値段が張ります。ISDNのために払える額ではありません。随分前からネットの接続が調子悪くて苦労していました。TAがいかんのかと思って、別のものを試したりもしました。が、結局よくならず、とうとう先日、全く繋がらなくなりました。仕方がないのでNTTに連絡して、ようやく今日見てもらいました。結論は家の中やTAの問題ではなく、外の電話線でした。やれやれ。切れかかりの線が風で揺れるかなんかで繋がったり切れたりしていたらしいのですが、そこがとうとう本格的に切れたらしいです。ともかく、これでまたしばらくはなんとか更新ができそうです。「どうしたの?生きてる?」と問い合わせを下さった皆さまありがとうございました。生きております。元気でおります。今後ともよろしくお願いします。
水泳記録会 ― 2010年09月04日

昨日のことですが、長女の通う小学校の水泳記録会がありました。記録会といっても要は水泳の発表会のようなもので、子供たちがこの夏どれだけ泳げるようになったかを披露する会です。保護者や近所のおばちゃんらあが見守る中、子供もたちはめい一杯泳ぎます。1年生も25メートル立たずに泳げるようになりました。立派立派。泳いでいない子供たちはプールサイドから「頑張れ~。頑張れ~。」と声をかけます。1年生が泳ぐ時には5・6年生が補助に入って、すぐ横から声をかけて応援します。
前にも書きましたが、この小さな学校では、基本的に下の子の面倒を先生ではなく上級生がみます。水泳しかり、運動会しかり、日常生活しかりです。それはもう全校が兄弟姉妹のようです。だから逆に喧嘩は日常茶飯事ですし、その仲裁もみんな手慣れたものです。子供たちは密な関係の中で大きくなっていきます。それは大人になっても続いて、ここの集落の人たちは(ここに限らずこの辺り一帯がそうですが)大人になっても兄弟のようなつながりで暮らしています。小さい学校には小さい学校なりの長所と短所がありますが、この上下のつながり、それから上の子が下の子を見る環境がほんまに自慢できるええ所だと思っています。
前にも書きましたが、この小さな学校では、基本的に下の子の面倒を先生ではなく上級生がみます。水泳しかり、運動会しかり、日常生活しかりです。それはもう全校が兄弟姉妹のようです。だから逆に喧嘩は日常茶飯事ですし、その仲裁もみんな手慣れたものです。子供たちは密な関係の中で大きくなっていきます。それは大人になっても続いて、ここの集落の人たちは(ここに限らずこの辺り一帯がそうですが)大人になっても兄弟のようなつながりで暮らしています。小さい学校には小さい学校なりの長所と短所がありますが、この上下のつながり、それから上の子が下の子を見る環境がほんまに自慢できるええ所だと思っています。
泳いで飲んで ― 2010年09月05日
まだまだ暑い日が続いています。
今日は朝から地区の仲間と打ち合わせ。現在集落の大工さんを中心とした有志でムラのバス停を木で造り直そうというプロジェクトを進めています。その材木が揃ったと言うことで集まって話し合いをしました。県の「こうち山の日推進事業」の補助をもらってやっていますが、当初予定した金額よりもずっと少なく済みそうです。と言うのも、「そういうことならば」とムラの建設会社(社長が一緒に加わってやっています)が材木をタダで提供してくれ、「そういうことならば」とムラの製材業者(社長が一緒に加わってやっています)が材を引いてくれ、「そういうことならば」とムラの大工さん全員がボランティアで作ってくれることになったからです。ムラのためということもありますが、みんな楽しみながらやっています。
今日は朝から地区の仲間と打ち合わせ。現在集落の大工さんを中心とした有志でムラのバス停を木で造り直そうというプロジェクトを進めています。その材木が揃ったと言うことで集まって話し合いをしました。県の「こうち山の日推進事業」の補助をもらってやっていますが、当初予定した金額よりもずっと少なく済みそうです。と言うのも、「そういうことならば」とムラの建設会社(社長が一緒に加わってやっています)が材木をタダで提供してくれ、「そういうことならば」とムラの製材業者(社長が一緒に加わってやっています)が材を引いてくれ、「そういうことならば」とムラの大工さん全員がボランティアで作ってくれることになったからです。ムラのためということもありますが、みんな楽しみながらやっています。

ちなみにこんなバス停ができる予定です。

打ち合わせの後は農作業などをして、子供たちとムラにある2件の魚屋さんを廻って昼の冷やし中華の材料買い出しに。麺はあるけど具が卵しかないという悲劇的な状況をなんとか回避することができました。買ってきたのは一軒目でハム1パック。キュウリもトマトも無いと言うので「他何とかなりませんか。」と言ったら「何ともならんけどレタス上げる。」ということでレタスをもらって来ました。2件目の魚屋さんでトマトにキウリを買って、ついでに酢蜜柑を買おうとしたら「なんぼ欲しい?上げるけん。」というのでもらってきました。さらに帰りがけ、ガソリンスタンドを通ったら、「お菓子作ったけんあげる。」とおばちゃんが言うのでもらってきました。買いに行ったのかもらいに行ったのかよく分かりませんでした。
昼食後は近所の川で一泳ぎ。2年生の長女は泳ぎがすっかり達者になって、ちょっと教えたらクロールも平泳ぎもほぼマスターしました。次はバタフライですかね。次女も浮き輪なしで泳ぎ始めましたし、3歳の長男はまだ泳ぎはできないものの水超々大好き。体が冷えても水から上がろうとしませんでした。

水遊びして一寝入りの後はTさん宅で先日の盆踊りの打ち上げという名目の飲み会。ここでのお目当てはやはりこれ。

しつこいようですが、ここの天然うなぎの蒲焼きはホントに最高です。このほかにも鰹のしんこ・ヨコ・ナイラゲ(バショウカジキ)の刺身を始め、いつも通りの御馳走に舌鼓。満腹満腹。帰ってきたら3キロ太っていました。おっとろしや。そんなに喰うたかねぇ。
四万十河口でエバ・スミヒキが釣れています ― 2010年09月06日

先日四万十川河口で撮った写真です。家族連れがいて20センチくらいのエバ(カスミアジやギンガメアジの幼魚。メッキとも呼びます。)やスミヒキ(シマイサキ)を釣っていました。どちらも海の魚ですが、四万十川では河口から15キロ以上遡った川登でも獲れます。ちなみに川登という所はこのほかにもキビレチヌやセイゴ(スズキの幼魚)が獲れるかと思えば、アメゴ(アマゴ。言わずとしれた渓流魚。)やサツキマスが獲れたりします。不思議な所です。エバもスミヒキも釣ってよし、食べて良しです。
厄年ってあるんですかね? ― 2010年09月28日
長いこと休みました。ふくさんをはじめ心配して下さった皆さま、ありがとうございます。生きております。ISDNの問題でもありません。パソコンも調子が悪いながらなんとか動いております。今回長々と休んだのは、実は長女が入院したからなんです。
始まりは9月5日の飲み会でした。一同ご機嫌で帰ってきた後、長女が「お腹が痛い・・・」と言って起き出してきたのが6日の午前2時。食べ過ぎだろうと高を括っていました。何しろ長女はすごい勢いで刺身を食べてましたから。他にも甘いもの冷たいもの諸々食べていました。様子を見ていましたがなかなか回復しないので、食あたりかと思って救急病院へ連れて行こうとしたのが午前4時半。そこで梅干しを食べさせてみたところ、もどして少し楽になったようなので、ひとまず朝になったら小児科に連れていこうということにしました。
仕事を休んで、朝一、具同の佐竹小児科で診てもらいました。先生の所見では「お腹の風邪でしょう。」ということで、点滴を打ってもらいました。その間も長女は戻し続け、結局1本目の点滴が終わっても痛みは治まらない、嘔吐もとまらないということで二本目を打ってもらい、帰ってきたのが15時半過ぎ。ほんの少しだけ楽になったようですが、症状自体はあまり変わりませんでした。
~続く始まりは9月5日の飲み会でした。一同ご機嫌で帰ってきた後、長女が「お腹が痛い・・・」と言って起き出してきたのが6日の午前2時。食べ過ぎだろうと高を括っていました。何しろ長女はすごい勢いで刺身を食べてましたから。他にも甘いもの冷たいもの諸々食べていました。様子を見ていましたがなかなか回復しないので、食あたりかと思って救急病院へ連れて行こうとしたのが午前4時半。そこで梅干しを食べさせてみたところ、もどして少し楽になったようなので、ひとまず朝になったら小児科に連れていこうということにしました。
仕事を休んで、朝一、具同の佐竹小児科で診てもらいました。先生の所見では「お腹の風邪でしょう。」ということで、点滴を打ってもらいました。その間も長女は戻し続け、結局1本目の点滴が終わっても痛みは治まらない、嘔吐もとまらないということで二本目を打ってもらい、帰ってきたのが15時半過ぎ。ほんの少しだけ楽になったようですが、症状自体はあまり変わりませんでした。
厄年ってあるんですかね?その2 ― 2010年09月29日
翌9月7日(火)、朝になっても症状が変わりませんでした。それのみならず、トイレに行くのにも歩くのがやっとの痛がりようです。最初は胃の上部を痛がりま
したが、それがだんだん右下に移ってきました。当然、親としては虫垂炎を疑いました。もう一度佐竹小児科に行ったところ、すぐにレントゲンを撮ってくれま
した。それでも虫垂炎の兆候は見られないとのことでしたが、右下腹部を痛がっていることと歩くのがやっとの症状であることから、外科で診てもらった方がい
いということで、紹介状を持って幡多県民病院へ行くことに。これが10時半過ぎ。
県民病院に着いたのが11時前。いつもながらの混みようですが、緊急を要するということですぐに診てもらい、飛び込みでCTを撮ってもらって、やはり虫垂炎だと判明、即入院となりました。ここから、思ったより長い長女の入院生活が始まりました。 ~ まだまだ続く
県民病院に着いたのが11時前。いつもながらの混みようですが、緊急を要するということですぐに診てもらい、飛び込みでCTを撮ってもらって、やはり虫垂炎だと判明、即入院となりました。ここから、思ったより長い長女の入院生活が始まりました。 ~ まだまだ続く
厄年ってあるんですかね?その3 ― 2010年09月30日
入院前に、外科の先生から現在の病状と治療の方針について懇切丁寧な説明がありました。治療法について、先生の話はまとめると以下の様になります。
①虫垂炎の治療には外科手術、抗生剤投与による治療の2種類がある。
②それぞれメリット、デメリットがある。
手術については、
メリット :早く決着が付く。早ければ3~4日で退院できる。
デメリット:100%の成功率ではない。癒着・合併症等の危険がある。
抗生剤による治療については、
メリット :体への負担が少ない。安全面では手術より上。
デメリット:時間がかかる場合がある。通常1週間から10日でかたが付く
が、長い場合1ヶ月かかることもある。
ごく稀に症状が悪化することもあるが、あくまで稀なケース。
③欧米ではかなり重い場合でも抗生剤による治療が一般的である。安全面の問題もあるが、実情は保険制度の問題で、手術だと治療費が高く付くことも一因らしい。
①虫垂炎の治療には外科手術、抗生剤投与による治療の2種類がある。
②それぞれメリット、デメリットがある。
手術については、
メリット :早く決着が付く。早ければ3~4日で退院できる。
デメリット:100%の成功率ではない。癒着・合併症等の危険がある。
抗生剤による治療については、
メリット :体への負担が少ない。安全面では手術より上。
デメリット:時間がかかる場合がある。通常1週間から10日でかたが付く
が、長い場合1ヶ月かかることもある。
ごく稀に症状が悪化することもあるが、あくまで稀なケース。
③欧米ではかなり重い場合でも抗生剤による治療が一般的である。安全面の問題もあるが、実情は保険制度の問題で、手術だと治療費が高く付くことも一因らしい。
④以上を踏まえた上で、県民病院の場合一般的にどう治療するかだが、まず抗生剤投与を勧めている。というのも、一つには急性期の虫垂炎の場合、虫垂に膿がたまり腫れているので、傷が大きくなってしまうこと、加えてそれを切ることによるリスクが高まるため、手術の場合でも、抗生剤投与で腫れがおさまった段階で行った方が得策と考えられるからだ。
といったような内容でした。私としても、できることなら娘の体にメスは入れたくなかったので、抗生剤での治療をお願いすることにしました。
~続く
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