四万十の隠れたうまい店 酒菜 日代峰2009年08月20日

酒菜日代峰 青海苔の天ぷらと焼きお握り
 今日の夕食は、大橋通にある 酒菜 日代峰 に行ってきました。私はこの店が好きです。大将は一見強面ですが、気さくで面倒見のいい兄(にい)です。四万十に移住して、この店にいつでも来られる幸せをつくづく感じています。まず、何と言っても料理が美味い。外せないのは青海苔の天ぷらと焼きおむすび。海苔の天ぷらの香りの高さ、衣の感じは、他の店ではお目にかかれません。よそで四万十の青海苔を使ったという天ぷらを食べたことがありますが、ここのものを食べてしまったあとでは同じものとは思えないほどです。焼きおむすびは大将が山の棚田で育てた米を炊いてじっくりと焼き上げた逸品で、外はこんがり香ばしく、中はふわっと米の香りがします。いずれも、連れてきた友人がことあるごとにもう一度あれが食べたいと必ず言うものです。もちろん、刺身も寿司も美味いです。天然鮎や川エビの唐揚げも食べられます。シーズンだとゴリのタタキや、ハマボウフウの天ぷらもお勧めです。魚はいつでも美味いですが、特に店の大将自らが釣ってきた時の魚は最高です。これからのシーズンは何と言ってもメジカ(マルソウダ鰹)。足の速い魚なので、とれたその日、この店では昼から漁に出て午後に釣れたものしか出しません。仏手柑(ブシュカン・・・高知でよく食べられる皮を食べる酢蜜柑)と併せて食べるとたまりません。「今日は残念ながら波が高くて釣りに行けなかったけん、ごめんよ。」と言って、大将は鰹のハランボを焼いてくれました。これも美味かった。焼酎が好きな人には、焼酎の品揃えもなかなかのものです。ダバダ火振りの地元限定瓶が飲める店はそう多くありません。あまりガイドブックやメディアには露出しませんが、スカイパーフェクTV!の旅チャンネルで太田和彦さんが「日本居酒屋紀行ファイナル」で紹介してました。四万十へおいでの際は是非どうぞ。夕方五時くらいから開店、日曜日定休です。