夢の通勤道路2009年07月21日

車窓から四万十川
 朝から雨模様です。昨日の酒も何とか抜けました。今日も西土佐でアルバイトです。うちからバイトの場所まで車で約40分、うち約25分は四万十川本流沿いの道です。今でこそかなり二車線化が進み走りやすくなりましたが、四万十川に通い始めた頃は、すれ違う場所を間違えると大変なことになる道でした。今の広い道を造る工事が急ピッチで進められていた頃だったので、しょっちゅうダンプカーとすれ違わねばならず、車両感覚が実践で鍛えられました。時間通行制限に引っ掛かることもしばしばで、急ぐ旅ではなし、そんなときはコーヒーでも沸かして後続車に振る舞ったりして話をしながらいっしょに待ちました。旗振りのおばちゃんと仲良くなっていっしょに撮った写真も残っています。いつも川を眺めながらとろとろ走っていましたから、後ろから車が来れば抜いてもらう、意地でもスピードを出さない(四万十川を見る時間が減ったらもったいない)、トンネルがあっても通らず(四万十川が見えないなんて考えられない)、脇にある旧道を必ず通るのが私たちのポリシーでした。本当に四万十川に惚れ込んでいたんです。その頃は、この川を眺めながら働けたらなぁとよく思ったものですが、その夢が実現しました。これで水が昔のように澄み渡っていたら、もう言うことありません。
 昨日今日の雨で、少しですが透明度も回復しました。もう少し降って流れてくれると、生き物にとっても流域に生きる者にとっても有り難いのですが。